共有アクションを作成し、挿入する

このタスクについて

共有アクションはデータベースに保存され、設計ペインの [共有コード] の見出しの下に表示されます。作成した共有アクションは、データベース内のすべてのビュー、フォルダ、フォーム、サブフォーム、またはページからアクセスできます。

共有アクションを作成するには

このタスクについて

手順

  1. 開いているデータベースで、アプリケーションナビゲーションの [コード] の [アクション] をダブルクリックします。共有アクションの一覧が表示され、各共有アクションに関する情報も表示されます。

    この情報により、共有アクションがアクションバーやメニューに表示されるか、図形がアクションに関連付けられているか、コードの種類は何か (式、シンプルアクション、LotusScript®、JavaScript、または共通 JavaScript)、Notes® や Web 上またはモバイルユーザーに対してアクションが表示されるかが分かります。

    データベースがマルチリンガルデータベースとして設定されている場合、共有アクションは共有アクション文書と呼ばれる複数セクションにグループ化することができます。これらの共有アクション文書は、さまざまな言語のためのフォルダのように機能します。

  2. 新規共有アクションを作成するには、[新規共有アクション] ボタンをクリックします。または、[作成] - [設計] - [共有アクション] を選択します。共有アクション文書がある場合は、その下に共有アクションを表示したい共有アクション文書を最初に必ず選択します。

    [アクションのプロパティ] インフォボックスが表示されます。

  3. [アクション情報] タブで次の操作を行います。
    • 共有アクションの名前を入力します。
    • ラベル名 -- アクションに動的なラベルを付ける場合は、ラベルフィールドに式を入力します。これにより、動的なラベルがボタンまたはチェックボックスの名前として、またはアクションメニュー上に表示されます。動的なラベル付けは、Domino® Designer 6 以降でのみサポートされることに注意してください。以前のバージョンの Domino Designer では、名前をラベルとして使用します。
    • 当てはまる場合は、アクションのターゲットとなる (現在のフレームセットの中の) ターゲットフレームを指定します。例えば、ビューを開くアクションを作成する場合、ビューを開くフレームの名前を指定します。
    • アクションの表示タイプを選択します。[ボタン]、[チェックボックス]、または [メニューセパレータ] を選択できます。
    • [アクションバーにアクションを含む] チェックボックスをオンにして、アクションバーのアイテムとしてアクションを使用可能にします。
    • アクションがボタンアクションの場合は、アイコンだけがアクションコントロールバーに表示されるようにもできます。
    • [アクションボタンを右に揃える] チェックボックスをオンにして、アクションコントロールを [アクションバーのプロパティ] インフォボックスの設定とは反対側に整列させます。必ずしも右揃えである必要はありません。
    • [アクションメニューにアクションを含む] チェックボックスをオンにして、[アクション] メニューのメニューアイテムとしてアクションを使用可能にします。
    • [右クリックメニューに含む] チェックボックスをオンにして、アクションをビューの右クリックメニューアイテムとして使用できるようにします。このアクションは、右クリックメニューの末尾に追加される新しいセクションに表示されます。[アクション] メニューでこのアクションが非表示になっている場合は、右クリックメニューに表示されません。このアクションが共有アクションの場合は、この共有アクションを使用しているすべてのビューの右クリックメニューに表示されます。
    • 複合アプリケーションで使用する場合は、[分割ボタンとして表示] チェックボックスをオンにして、このアクションのボタンを 2 個表示します。左のボタンにはアイコンとボタンのラベルが表示され、これをクリックすると最初のサブアクションが実行されます。右のボタンにはドロップダウン矢印が表示され、これをクリックすると全サブアクションを示すドロップダウンメニューがアクティブになります。
      注: [分割ボタンとして表示] オプションは、Personal Information Management (PIM) の複合アプリケーション設計のメール、カレンダー、連絡先にのみ使用できます。Notes の設定を調整してこのオプションを表示する方法については、IBM® Composite Application Wiki (http://www-10.lotus.com/ldd/compappwiki.nsf) で「複合アプリケーションの他のビュー設計要素オプション」トピックを参照してください。
    • アクションボタンに表示するアイコンを選択できます。Notes の図形を使用する場合は、Notes を選択して [イメージ] をクリックし、Notes で使用可能な図形の一覧からアイコンの図形を選択します。
  4. [非表示] タブをクリックして、どのような場合にアクションを非表示にするかを指定します。
  5. [詳細] タブをクリックして、ユーザーがアクションを起動した後に、Notes のワークフローをどのように進めるかを指定します。
  6. プログラムペインのインフォリストで [オブジェクト] タブをクリックし、作成した共有アクションを選択します。
  7. クライアントコードタイプの 1 つ、または Web プログラムコードタイプの 1 つを実行する共有アクションをプログラムするには、[実行] プルダウンリストで [クライアント] または [Web] を選択します。

    自動タスクを Notes クライアントで実行する場合は、[クライアント] をクリックします。これによって、次の [クライアント] コードオプションのいずれかを選択できます。

    自動タスクを Web ブラウザで実行する場合は、[Web] をクリックします。これによって、次の [Web] コードオプションのいずれかを選択できます。

  8. 共有アクションを保存します。

共有アクション文書を作成するには

このタスクについて

共有アクション文書は、マルチリンガルデータベースだけにあり、1 つの言語の共有アクションのフォルダとして機能します。データベースの各共有アクション文書は、同じアクションを含みます。各共有アクション文書の違いは、それぞれが設定されている言語と地域です。

マルチリンガルデータベースに共有アクション文書を作成するには:

手順

  1. [アプリケーションのプロパティ] の [設計] タブで [マルチリンガル データベース] チェックボックスをオンにし、データベースをマルチリンガルデータベースとして設定します。
  2. 開いているデータベースで、アプリケーションナビゲーションの [コード] の [共有アクション] をダブルクリックします。
  3. [新規共有アクション文書] をクリックします。

  4. 共有アクション文書を選択し、[設計] - [設計のプロパティ] を選択します。[設計のプロパティ] インフォボックスが表示されます。
  5. [設計] タブで、選択した共有アクション文書に含まれているすべてのアクションに対し、言語とそれに対応する地域 (ある場合) を選択します (例えば、言語にポルトガル語、地域にブラジルを選択します)。
  6. 新規共有アクション文書ごとに言語と地域を設定し、このデータベースの他の共有アクション文書と同じ共有アクションが含まれていることを確認します。
  7. 各共有アクションを右クリックして、アクション ID を確認します。[共有アクションのプロパティ] インフォボックスが表示されます。各共有アクションの [アクション情報] タブで、次の作業を行います。
    • 共有アクション文書の各共有アクションが、それぞれ異なるアクション ID を持っていることを確認します。
    • 1 つの共有アクションのアクション ID は共有アクション文書全体において同じであることを確認します。例えば、デンマーク語の共有アクション文書の[Cancel] アクションのアクション ID が 16 に設定されている場合、トルコ語の共有アクション文書の [Cancel] アクションのアクション ID も 16 に設定されている必要があります。

共有アクション文書を削除するには

手順

  1. 共有アクション文書を選択します。
  2. [編集] - [削除] を選択します。

タスクの結果

注: 共有アクション文書を削除すると、その中に含まれている共有アクションもすべて削除されます。

共有アクションを挿入するには

手順

  1. 共有アクションを使用するビュー、フォルダ、フォーム、サブフォーム、またはページを開きます。
  2. [作成] - [アクション] - [共有アクションの挿入] を選択します。[共有アクションの挿入] ダイアログボックスが表示されます。
  3. 共有アクションを選択し、挿入する各共有アクションに対して [挿入] をクリックします。それぞれの共有アクションがアクションペインに追加され、また設計要素の [オブジェクト] リストにも追加されます。
  4. 共有アクションの挿入が終ったら、[終了] をクリックします。
  5. インフォリストで [オブジェクト] タブをクリックし、アクションを選択できます。または、アクションペインでアクションを選択できます。

タスクの結果

次にビュー、フォルダ、フォーム、サブフォーム、またはページを使用するときには、その共有アクションが使用可能になっています。

共有アクションを編集するには

手順

共有アクションを編集するには、共有アクションを含むデータベースを開きます。[共有コード] をクリックした後、[アクション] をクリックします。そして編集する共有アクションをダブルクリックします。[共有アクションのプロパティ] インフォボックスが表示されます。