リストを処理する

リストとは、同じ型の値を複数含めることができる名前の付いたエンティティのことです。リストは次のような形で生成されます。

リスト演算では、配列をループで処理するときのように、リストの各要素に対して演算が適用されるため、リストは限定された繰り返し操作を提供します。

次に示す @関数は、特にリストを処理するための関数です。

関数

説明

@Compare

ペアとなるリストを比較します。

@Count(list)

リスト内の要素の数を判別します。評価対象の値が Null 文字列であるかリストでない場合には、1 を返します。

@Elements(list)

リスト内の要素の数を判別します。評価対象の値が Null 文字列であるかリストでない場合には、0 を返します。

@Explode(string)

文字列を文字列リストに変換します。文字列内の要素は空白、カンマ、セミコロン、改行で区切ります。

@Explode(string ; separators)

文字列を文字列リストに変換します。2 番目のパラメータで文字列内の要素の分離記号 (改行を除く) を指定します。

@Explode(string ; separators ; includeEmpties)

文字列を文字列リストに変換します。3 番目のパラメータが @True の場合は空のリスト要素が含まれ、分離記号が続けて並びます。

@Explode(string ; separators ; includeEmpties ; newlineAsSeparator)

文字列を文字列リストに変換します。4 番目のパラメータが @False の場合は改行を分離記号として使用できません。

@Explode(dateRange)

日付の範囲を日付のリストに変換します。引数は日付/時刻値でなければなりません。戻り値は文字列リストです。

@Implode(list)

空白を要素分離記号として使用して、文字列リストを文字列に変換します。

@Implode(list ; separator)

上記と同じですが、2 番目のパラメータで文字列内の要素の分離記号を指定します。

@IsMember(string ; list)

文字列がリストのメンバーであるかどうかを判断します。True (1) か False (0) を返します。

@IsMember(list1; list2)

リストが別のリスト内に含まれているかどうかを判断します。True (1) か False (0) を返します。

@IsNotMember(string ; list)

文字列がリストのメンバーでないかどうかを判断します。True (1) か False (0) を返します。

@IsNotMember(list1; list2)

リストが別のリストに含まれていないかどうかを判断します。True (1) か False (0) を返します。

@Keywords(list1; list2)

list2 の単語に一致する単語を list1 の中で検索します。単語の分離記号は " , ? ! ; : [ ] { } < >

@Keywords(list1; list2; separator)

上記と同じですが、2 番目のパラメータで単語の分離記号を指定します。

@Max (number または numberlist)

リスト内の最大値を返します。

@Max (number または numberlist ; number または numberlist)

2 つの数値のうちの大きい方、または 2 つの数値リストを並列演算した結果の最大値の数値リストを返します。

@Member(value ; list)

文字列リスト内での値の位置を判断します。

@Min (number または numberlist)

リスト内の最小値を返します。

@Min (number または numberlist ; number または numberlist)

2 つの数値のうちの小さい方、または 2 つの数値リストを並列演算した結果の最小値の数値リストを返します。

@Nothing

変換後のリストに何も追加しません。

@Replace(list1; list2; list3)

list2 の値に一致する list1 の値を list3 の対応する値で置き換えます。

@Sort( list ;[order])

リストをソートします。順序 (Order) は昇順 ([Ascending]、デフォルト) または降順 ([Descending]) です。

@Subset(list ; n)

リストから値を n 個抽出します。右から左に抽出するときは -n を使用します。

@Transform(list ; name ; formula)

式をリストの各要素に適用します。

@Unique(list)

文字列リストから重複した値を削除します。

@Unique

ランダムで一意の文字列値を返します。