@Explode (式言語)

文字列または日付範囲の要素で構成された文字列リストを返します。

構文

@Explode( dateRange ) @Explode( string ) @Explode( string ; separators ) @Explode( string ; separators ; includeEmpties ) @Explode( string ; separators ; includeEmpties ; newlineAsSeparator )

パラメータ

dateRange

日時の範囲または日時範囲のリスト。文字列リストに変換する日付の範囲を指定します。日時範囲の文字列表現ではなく、有効な日時の範囲を指定してください。例えば、@Explode("05/01/96 - 05/02/96") は、パラメータが文字列なので無効です。@Explode( [05/01/96 - 05/02/96] ) を使用します。

string

文字列または文字列リスト。文字列リストに変換する文字列を指定します。

separators

文字列。オプション。string 内の各要素の終わりを定義する文字列です。デフォルトの分離記号は「 ,;」(空白、カンマ、セミコロン) です。この場合、元の string で空白、カンマ、セミコロンが検出されるたびに新しい要素が文字列リストに追加されます。複数の文字を分離記号として指定したときは、各文字が 1 つの分離記号として定義されます。例えば、「and」を指定すると、文字列は「a」、「n」、「d」が検出されるたびに分割されます。「and」という単語が検出されたときに分割されるのではありません。改行は、newlineAsSeparator に False が指定されている場合を除き、このパラメータの指定に関係なく分離記号となります。

includeEmpties

Boolean 型。オプション。True (1) を指定すると、文字列の最初または最後に分離記号があるとき、または 2 つの分離記号が文字列内で続けて検出されたときは、返されるリストに空の文字列 ("") が挿入されます。分離記号が文字列の最初または最後にある場合や、連続して検出された場合に空の要素がリストに挿入されないようにするには、False (0) を指定します。デフォルトは False です。

newlineAsSeparator

注: このパラメータは R6 で新しく追加されました。

Boolean 型。オプション。True (1) を指定すると改行が分離記号として処理されますFalse (0) を指定すると、改行は分離記号として処理されません。デフォルトは True です。

戻り値

explodedString

文字列リスト。string 内で検出された各要素または dateRange. 内で検出された各日付が含まれているリストが返されます。

使用法

最初のパラメータがリストである場合、この関数はリスト境界を分離記号とみなしてリストの要素を連結します。

  1. 次の例では、a、b、c がリストで返されます。
    @Explode("a,b,c")
  2. 次の例では、a、b、c、d、e がリストで返されます。
    @Explode("a,b,c" : "d,e")
  3. 次の例では、[Topic] フィールドの内容が "Weekly Status Report"; "Weekly,Status,Report"; "Weekly;Status;Report"; または改行で区切られた "Weekly"、"Status"、"Report" のときは、"Weekly"、"Status"、"Report" を格納したリストが返されます。
    @Explode(Topic)
  4. 次の例では、[Topic] フィールドの内容が "Weekly+Status+Report"; または改行で区切られた "Weekly"、"Status"、"Report" のときは、"Weekly"、"Status"、"Report" を格納したリストが返されます。
    @Explode(Topic; "+&")
  5. 次の例では、デフォルトの分離記号を指定しますが、最初または最後に分離記号がある場合や、分離記号が連続している場合は空の要素が挿入されます。
    @Explode(Topic; " ,;"; @True)
  6. 次の例では、パラメータ 2 と 3 にデフォルトを指定しますが、改行は分離記号として扱いません。
    @Explode(Topic; " ,;"; @False, @False)
  7. 次の例では、入力フィールドの内容が「Please send resume & references」のとき、「Please send resume + references」が返されます。
    @Implode( @Explode( entry; "&" ); "+" ) 
  8. 次の例では、[Headline] フィールドの内容が「Attendance grows at UCLA, Pomona Colleges, and USC」のとき、「Attendance grows at UCLA; Pomona Colleges; and USC」が返されます。
    @Explode(Headline;",") 
  9. 次の例では、[Country] フィールドの内容が「Mexico, Guatemala, Costa Rica, El Salvador」のとき、4 が返されます。
    @Elements(@Explode(Country; ",")) 
  10. 次の例では、07/02/96; 07/03/96; 07/04/96; 07/05/96 が返されます。
    @Explode([07/02/96 - 07/05/96])
  11. 次の例では、07/01/94; 05/01/94; 10/01/94; 10/02/94; 10/03/94; 04/01/94; 04/02/94; 04/03/94 が返されます。返される日付の順序に注意してください。単一の日時値が最初に返され、その後に日時の範囲を展開したものが返されています。戻り値は文字列リストです。
    @Explode([07/01/94]:[10/01/94 - 10/03/94]:[05/01/94]:[04/01/94 - 04/03/94])
  12. 複数値の編集可能日時フィールド [Duration] に入力された日付の範囲が、複数値の計算結果文字列フィールド [Days] に表示されるようにします。[Duration] フィールドに、入力変換式 @Date(Duration) を指定します。[Days] フィールドに、式 @Explode(Duration) を指定します。[Duration] フィールドに 04/16/71-04/18/71 の形式で日付を入力できます。

クロスリファレンス

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