Save (NotesDocument - LotusScript®)

文書に加えた変更を保存します。

定義位置

NotesDocument

構文

flag = notesDocument .Save( force , createResponse [, markRead ] )

パラメータ

force

Boolean 型。True の場合、スクリプトの実行中に他のユーザーに編集、保存されたときでも文書は保存されます。最も新しい保存文書が有効になります。前の文書は削除されます。

False の場合、スクリプトの実行中に文書がほかのユーザーに編集されたとき、createResponse 引数に応じて処理が変わります。

createResponse

Boolean 型。True の場合、現在の文書が元の文書の返答文書になります (複製が競合したときにレプリケータがこのような処理をします)。False を指定すると、save は取り消されます。force パラメータが True の場合、createResponse パラメータは無効です。

markRead

Boolean 型。True を指定すると、現在のユーザー ID の文書が既読になります。False (デフォルト) の場合、文書は既読になりません。

注: データベースが未読のマークを追跡しない場合、すべての文書は既読と見なされ、このパラメータは効果を持ちません。

戻り値

使用法

NotesUIDocument.Document によって返された文書では、このメソッドを使用しないでください。NotesUIDocument.Save を使用します。このようにしないと、フロントエンドで保存するユーザーによって保存の競合が生じます。

NotesDocument を使用するときには、フォームを使用せずに、文書の「アイテム」に直接アクセスします。 Save メソッドを呼び出すときに、計算結果フィールド式、入力の変換、検証は行われません。フィールドに特定の値を設定する場合は、コードでそのフィールドを割り当てる必要があります。または、ComputeWithForm メソッドを使用して式を再計算します。

Send メソッドは、文書を自動的に通常のメールに変換しません。メール内にあることが予想される通常のフィールド (件名や本文など) が 1 つも含まれていない文書を送信することは可能です。多数のフィールドを設定したカスタムフォームを設計して、これらのフォームを使用して作成した文書を別のメールユーザーや、フィールド情報が元のフィールドに維持されるメール受信データベースに配信することができます。ただし、これらの文書を意図したとおりに利用するには、受信側ユーザーまたはデータベースに、同じ名前 (または別名) と同じフィールドを持つフォームがなければなりません。

「フォームの格納」オプションを使用すると、フォームにメッセージを付随させることができます。これにより、受信側のメールファイル設計にフォームのコピーが含まれている必要がなくなります。ただし、この方法は、以下の理由から通常はお勧めできません。

これらのメッセージは、通常のメールより大幅にサイズが大きくなります。

通常のメールアクションボタンは使用可能になりません。使用するには、ボタンを追加する必要があります。

Swiftfile ヘッダーは表示されません。

格納されたフォーム情報は MIME 形式で表現できないため、インターネット受信者には機能しません。

一般に、受信者が入力やその他の方法で文書を編集する必要がある場合には、元の文書への文書リンクまたはターゲットデータベースへの「作成」コマンドが含まれるボタンをメール配信することをお勧めします。 受信者に必要とされるのが、文書を読むことだけである場合、受信者に文書を転送するという方法を使用すれば、件名フィールドと本文フィールドを持つ通常のメールになります。

関連項目

ComputeWithForm

クロスリファレンス

Java™ Document クラスの save メソッド

式言語の @DocMark 関数

式言語の FileSave @コマンド