NotesItem クラスの New メソッドを使用することにより、文書に新規アイテムを作成し、そのアイテムに値を代入できます。NotesDocument クラスの ReplaceItemValue メソッド、または AppendItemValue メソッドを使用して新規アイテムを作成することもできます。同じ名前を持つ他のアイテムが存在する場合、新規アイテムはそのアイテムを置換せず追加アイテムとなるため、後の方法は、お勧めできません。
アイテムに値を代入したり、再代入するには:
Values プロパティを使用する方法では、書き込みの内容は現在のアイテムのオブジェクトにだけ影響します。その他の方法では、指定された名前を持つすべてのアイテムの値がすべて置換されます。
アイテムを作成したり、置換した場合は、そのアイテムを含む NotesDocument オブジェクトに対して Save メソッドを呼び出さなければなりません。Save メソッドを使用しないと、プログラムを終了したときに更新内容が失われます。
計算結果フィールドは、文書の保存時に再計算はされません。計算結果フィールドに影響するアイテムを変更し、新しい値を即座に利用できるようにしたい場合 (例えば、ユーザーがビューで新しい値を見えるようにしたい、あるいは新しい値を計算で使用したいなど)、スクリプトで値を計算しなければなりません。
新規アイテムのフィールドをフォーム設計に追加しないかぎり、新規アイテムはフィールドとしては表示されません。ただし、このアイテムは存在しており、プログラムでアクセスできます。
IsSummary プロパティが True ではない場合は、アイテムはビューに表示されません。 リッチテキストアイテムの場合は IsSummary は常に False であるため、ビューには表示されません。アイテムを New か ReplaceItemValue で作成したときの IsSummary の初期値は False です。
文書コレクションの各文書内のアイテムの値を、NotesDocumentCollection の StampAll メソッドで置換できます。このメソッドはバックエンド文書に即座に書き込みます。文書に対して StampAll を使用する前にスクリプトで変更したすべての文書を必ず保存してください (NotesDocument の Save メソッド)。stampAll の実行後は、保存を実行する必要はありません。