@MiddleBack (式言語)

文字列の途中にある部分文字列を返します。部分文字列は、文字列を右から左に検索して抽出され、開始と終了はパラメータで指定されます。

構文

@MiddleBack( string ; offset ; numberchars ) @MiddleBack( string ; offset ; endstring ) @MiddleBack( string ; startString ; endstring ) @MiddleBack( string ; startString ; numberchars )

パラメータ

string

文字列または文字列リスト。任意の文字列を指定します。

offset

数値。取得される文字列の string の中での開始位置を指定します。必ず右から左に数えます。取得される文字列は、offset の次の文字から始まります。この数値には常に 1 を加算してください。文字列の最後には 1 個の不可視文字によるマークが付けられるため、その分をオフセットにカウントする必要があるからです。

startString

文字列。取得される文字列の string の中での開始位置を示す部分文字列を指定します。必ず右から左に数えます。取得される文字列は、startString の最後の文字の次の文字から始まります。

numberchars

数値。取得する文字数を指定します。numberchars が負の場合、取得される文字列は offset または startString を始点として右から左に進みます。numberchars が正の場合、取得される文字列は offset または startString の次の文字を始点として左から右に進みます。

endstring

文字列。取得される文字列の最後を示す、string の部分文字列を指定します。@MiddleBack は、offsetendstring の間、または startStringendstring の間にあるすべての文字を返します。

使用法

最初のパラメータがリストである場合、この関数はリストの各要素ごとに処理され、戻り値は同じ数の要素を持つリストになります。

戻り値

middle

文字列または文字列リスト。string の途中にある部分文字列です。指定した offset または startString から、endstring までの、または numberchars で指定した数の文字が返されます。

  1. 次の例では、[Author] フィールドの内容が「Timothy Altman」のとき、Alt が返されます。
    @MiddleBack(Author;" ";3)
  2. 次の例では、[Author] フィールドの内容がスペースを含まない文字列の場合 (例えば「Smith」)、空の文字列が返されます。
    @MiddleBack(Author;" ";3)
  3. 次の例では、「from right to left」が返されます。「from」の前には空白が入れられます。
    @MiddleBack("Middleback searches the string from right to left"; "ing";25)
  4. 次の例では、「searches the string」が返されます。
    @MiddleBack("@MiddleBack searches the string from right to left"; "from"; -20)
  5. 次の例では、「is the」が返されます。「is the」の前後には空白が入れられます。返される文字列は、最後の 5 文字の前の文字から「This」の後ろまでのすべての文字です。
    @MiddleBack("This is the text"; 5; "This")
  6. 次の例では、「the」が返されます。「the」の前後には空白が入れられます。返される文字列は、text の前の文字から is の次の文字までのすべての文字です。
    @MiddleBack("This is the text"; "text"; "is")
  7. 次の例では、「world」と「time」がリストで返されます。オフセットは各文字列要素の末尾で、文字列の最後は最後の空白です。
    @MiddleBack("Hello world" : "This is the time"; 0; " ")