NotesMIMEEntity (JavaScript)

MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions) タイプのアイテムを表します。

アクセス

NotesDocument オブジェクトの MIME コンテンツにアクセスするには、次のようにします。

使用法

格納している NotesDocument オブジェクトに、computeWithFormencryptsavesendsigncloseMIMEEntities のいずれかのメソッドが適用されると、有効な NotesMIMEEntity オブジェクトが無効になります。

複数のアイテムを NotesItem オブジェクトと NotesMIMEEntity オブジェクトの両方のオブジェクトとして同時に処理することは避けてください。NotesMIMEEntity のプロパティとメソッドの使用を開始した後は、computeWithFormencryptsavesendsigncloseMIMEEntities による MIME 処理が終了するまで、同一文書のアイテムにアクセスする他のメソッドは使用しないでください。

$NoteHasNativeMIME という名前のアイテムの値が 1 の場合、文書に MIME エンティティが含まれていることを示します。MIME part タイプのアイテムには、MIME エンティティのボディが組み込まれます。通常、これはメールメッセージで Body と呼ばれるアイテムに相当します。マルチパート MIME エンティティの場合、文書は複数の MIME part アイテムを持ちます。このエンティティは、それぞれの親エンティティと子エンティティについて 1 つずつ存在します。MIME part アイテムには、Content-TypeContent-Transfer-Encoding などのヘッダーと、プリアンブル (親エンティティ) とボディコンテント (子エンティティとスタンドアロンエンティティ) が含まれます。メールメッセージでは、例えば Subject (Subject ヘッダー)、SendTo (To ヘッダー)、Receive (Received ヘッダー) のように、特定の名前を持つアイテムが MIME ヘッダーに対応します。

NotesMIMEEntity クラスと NotesMIMEHeader クラスは、文書から MIME 情報を収集して編成します。1 つの NotesMIMEEntity オブジェクトは、マルチパートではない MIME エンティティを含む文書を表します。複数の NotesMIMEEntity オブジェクトは、マルチパートの MIME エンティティを含む文書を表します。マルチパート MIME エンティティは、複数の親と子のエンティティで構成されます。子エンティティは別のエンティティの親である場合もあります。

XPage でのリッチテキストコントロールの型は、com.ibm.xsp.http.MimeMultipart です。 その getHTML メソッドは、リッチテキストコントロールの内容を XML として取得します。この XML を setContentFromText で使用して、新しい NotesMIMEEntity オブジェクトを初期化することができます。

XPage では、getContentAsText を使用してリッチテキストコントロールの値を設定できます。

getContentAsText によって設定されたリッチテキストコントロールは、com.ibm.xsp.http.MimeMultipart オブジェクトとしてすぐにアクセス可能にはならないため、プログラムでアクセスしても null が返されます。最初に、ユーザーがこのコントロールを編集する必要があります。

NotesDocument.createMIMEEntityNotesDocument.getMIMEEntity を参照してください。