文書内の個別の値、または値の集合を表します。
クライアントインターフェースでは、文書内のアイテムはフォーム上のフィールドを使用して表示されます。フォーム上のフィールドと文書内のアイテムが同じ名前の場合、フィールドはアイテムを表示します (例えば、[Subject] フィールドは Subject アイテムを表示します)。ユーザーインターフェースでどのようなフォームが文書の表示に使用されていても、文書内のすべてのアイテムはプログラムからアクセスできます。
作成方法
新規 NotesItem オブジェクトを作成するには、次のようにします。
変更した文書をディスクに保存する場合は、文書上で save を呼び出す必要があります。
文書の表示に使用されるフォーム上に新規アイテムと同じ名前のフィールドがない場合は、この新規アイテムはユーザーインターフェースには表示されません。
ビューまたはフォルダに値を表示する場合は、setSummary を明示的に呼び出して true を指定します。
アクセス
既存の NotesItem オブジェクトにアクセスするには、以下のようにします。
- 名前が分かっているアイテムにアクセスするには、Document の getFirstItem を使用します。
- 文書内の全アイテムにアクセスするには、Document の getItems を使用します。
Document には、NotesItem オブジェクトを作成しなくてもアイテムにアクセスできるメソッドがあります。この場合はアイテム名が分かっていなければなりません。
リッチテキストアイテム
RichTextItem は Item のプロパティとメソッドを継承しますが、それ以外にもリッチテキストの操作に活用できるプロパティとメソッドがあります。
変更の保存
アイテムを作成または変更したら、親文書の
save メソッドを呼び出して変更内容を保存する必要があります。プログラムが終了する前に
save を呼び出さないと、
NotesItem に対する変更はすべて失われます。