次のサーバーコンソールコマンドは、エージェントのデバッグをサポートします。
このコマンドを使用すると、エージェントの実行予定が設定されているかどうか確認できます。表示されるはずの実行予定が表示されない場合は、そのスケジュールを確認し、エージェントが使用可能になっているかどうか、データベースでバックグラウンドエージェントが使用不可になっているかどうかを確認する必要があります。
このコマンドでは、[アクション] メニューや [エージェント] リストから手動で実行されるエージェントは表示されません。
このコマンドを使用すると、エージェントがどのキューに入っているかという実行状況や、有効なパラメータについて確認できます。
このコマンドを使用すると、デバッガの設定を表示したり変更したりできます。この設定は、エージェントマネージャデバッガに適用されます。エージェントマネージャデバッガを使用可能にするには、NOTES.INI ファイルを編集します。
このコマンドでは、当日に実行が予定されている各エージェントが表示されます。表示されるのは、バックグラウンドで実行されるエージェントだけです。リストで次の情報を確認すると、エージェントの予定に間違いがないことを確認できます。
表示 |
説明 |
確認内容 |
---|---|---|
1 列目: E S V |
エージェントが現在入っているエージェントマネージャのキューが表示されます。 E: 実行可能 S: 実行予定あり V: 実行待ち |
エージェントが予定されている場合は、E または S とともに表示されます。表示されている場合は、正しい時間が表示されていることを確認します。エージェントが表示されない場合は、[指定したエージェントの実行時期] の設定を調べます。 新規メールの着信時、文書の作成時または文書の更新時にエージェントが実行される場合は、V とともに表示されます。 表示されない場合は、[指定したエージェントの実行時期] の設定を調べます。 |
2 番目の列: S M U |
エージェントを起動するイベントが表示されます。 S: 毎日、毎週、毎月、または 1 日に複数のスケジュール M: 新規メールの着信 U: 1 つまたは複数の文書の作成または更新 |
エージェントに誤ったイベントが表示される場合、または表示されるはずなのに表示されない場合は、[指定したエージェントの実行時期] の設定選択に誤りがあります。 |
Time of day |
エージェントに毎日、毎週、毎月または 1 日複数の実行が予定されている場合は、エージェントの実行時刻が表示されます。 |
エージェントが表示されることを確認します。 |
Today |
エージェントに、毎日、毎週、毎月、または 1 日複数の実行が予定されていて、まだ実行予定時刻になっていない場合は、[本日] と表示されます。 |
エージェントが表示されることを確認します。 |
Agent Name |
実行が予定されているエージェントの名前が表示されます。 |
|
Database Name |
エージェントが動作するデータベースの名前が表示されます。 |
エージェントの正しいコピーを調べていることを確認します。 |
このコマンドでは、キューに入っているエージェントの数やランタイムのその他の統計が表示されます。エージェント名が表示されない場合でも、キューの情報を調べることにより、キューが設定通りの数のエージェントを処理しているかどうかを判断できます。また、エージェントマネージャがどのように設定されているかについて、ランタイム統計を調べることもできます。
例えば、エージェントマネージャのステータス情報には、次の情報が含まれています。
このコマンドは、NOTES.INI ファイルの Debug_AMgr ステートメントを使用して指定したエージェントマネージャのデバッガ設定が表示されます。このコマンドを使用することにより、デバッガの設定が正しいことを確認したり、Debug_AMgr ステートメントで使用できる * 以外のオプションを使用して変更したりできます。
例えば、あらかじめ設定しておいたエージェントマネージャのオプションを追加して、エージェントのデバッグ情報を表示する (-e オプション) には、次のように指定します。
tell amgr debug -e, -l, -m, -p