@UpperCase (式言語)

指定された文字列内の小文字を大文字に変換します。

構文

@UpperCase( string )

パラメータ

string

文字列または文字列リスト。大文字に変換する文字列を指定します。

戻り値

uppercaseString

文字列。string を大文字に変換したものが返されます。

使用法

パラメータがリストである場合、この関数はリストの各要素ごとに処理され、戻り値は同じ数の要素を持つリストになります。

この関数は、ある文字列を検索するときに、実際には小文字だけで表記されているのか、大文字だけか、あるいは大文字と小文字が混在しているのかが不明な場合に使用すると便利です。この関数は、フィールドの内容を大文字に変換する入力変換式としても使用できます。

  1. 次の例では、ROBERT T. SMITH が返されます。
    @UpperCase("Robert T. Smith")
  2. 次の例では、[State] フィールドの値が「ma」、「Ma」、「MA」のとき、MA が返されます。
    @UpperCase(State)
  3. 次の例では、現在のユーザー ID に関連付けられた名前が「William Fletcher」の場合、FLETCHER が返されます。ユーザーの姓だけを検索して変換するために、@UpperCase が @Right と組み合わせて使用されています。
    @UpperCase(@Right(@UserName;" "))

    ユーザー ID が階層 ID の場合は、次のコードによって FLETCHER が返されます。

    @UpperCase(@Right(@Name([CN]; @UserName); " "))
  4. 次の例では、ROBERT と SMITH がリストで返されます。
    @UpperCase("Robert" : "Smith")

クロスリファレンス

LotusScript® 言語の UCase 関数

LotusScript 言語の StrConv 関数