StrConv 関数 (LotusScript 言語)

文字列を他の形式に変換します。

構文

StrConv ( expr , conversionType )

要素

expr

文字列式または数式。数式は文字列に変換されます。

conversionType

変換の種類を定義する整数。

定数名

変換タイプ

SC_UpperCase

1

大文字に変換

SC_LowerCase

2

小文字に変換

SC_ProperCase

3

適切な文字に変換

SC_Wide

4

半角から全角に変換

SC_Narrow

8

全角から半角に変換

SC_Katakana

16

ひらがなからカタカナに変換

SC_Hiragana

32

カタカナからひらがなに変換

SC_NativeDigit

256

0 ~ 9 からネイティブの数字に変換

SC_ArabicDigit

512

ネイティブの数字から 0 ~ 9 に変換

次の図は、変換順序の例を示します。

Illustrates conversion between SC_Katakana and SC_Narrow

戻り値

戻り値は変換の結果を反映した Variant 型になります。

使用法

上記の表にリストされている conversionType の要素の有効値は、定数としてファイル lsconst.lss に定義されています。 このファイルをスクリプトに取り込めば、数値の代わりに定数を使用できます。

conversionType の値を次のように組み合わせる (論理和 にする) ことができます。

expr が NULL の文字列であった場合、変換結果も NULL の文字列になります。expr が NULL の場合は変換結果も NULL になります。

大文字と小文字を適切に変換するために、数値コード 0 (NULL)、9 (水平タブ)、12 (フォームフィード)、32 (スペース)、0x3000 (2 バイトスペース) は、文字列リテラル内で単語区切り文字として扱われます。10 (行送り)、13 (改行) は、複数行文字列内で区切り文字として扱われます。

クロスリファレンス

式言語の @ProperCase 関数

式言語の @LowerCase 関数

式言語の @UpperCase 関数

式言語の @Narrow 関数

式言語の @Wide 関数