日付/時刻定数は、時刻または日付をブラケットで囲んで次の形式で示したものです。
地域 |
デフォルトの日付形式 |
[01/02/03] と入力した場合の結果 |
---|---|---|
アメリカ |
'[mm/dd/yyyy] |
January 2, 2003 |
フランス |
'[dd/mm/yyyy] |
February 1, 2003 |
日本 |
'[yyyy/mm/dd] |
February 3, 2001 |
年 (yyyy) は省略可能で、デフォルトは今年です。yy を使用して年を指定する場合、20 世紀中の年は yy に 50 以上、21 世紀の年は 50 未満を使用します。日付書式が有効かどうかは、オペレーティングシステムの [コントロールパネル] で選択した日付の分離記号によって異なります。Windows、UNIX、Macintosh の場合、デフォルトの分離記号はスラッシュ (/) です。OS/2 の場合、デフォルトの分離記号はハイフン (-) です。
日付/時刻値を減算すると、結果は時間の差を秒単位で表した整数になります。
次の表は、[Notes] フィールドでの日付指定に使用できる形式を示します。オペレーティングシステムのデフォルトの日付形式は US English で年度は 2002 年であるとします。
日付/時刻の形式 |
定数 |
日付/時刻フィールドの結果 |
テキストフィールドの結果 |
---|---|---|---|
24 時間制 |
[5:30] |
05:30 AM |
05:30:00 AM |
12 時間制 |
[5:30 PM] |
05:30:00 午後 AM |
05:30:00 PM |
24 時間制 |
[17:30] |
05:30:00 午後 AM |
05:30:00 PM |
Date |
[6/15] |
06/15/2002 |
06/15/2002 |
Date |
[6/15/02] |
06/15/2002 |
06/15/2002 |
Time-date |
[6/15 5:30 PM] |
06/15/2002 05:30 PM |
06/15/2002 05:30:00 PM |
Time-date |
[5:30 PM 6/15] |
06/15/2002 05:30 PM |
06/15/2002 05:30:00 PM |
差 |
[5:30 PM]-[5:30] |
43200.00 |
43200 |
タイムゾーンフィールドのタイムゾーンを指定するには、ドロップダウンリストのオプションからゾーンを選択するか、関数 @TimeZoneToText と @TextToTimeInZone を使用して時刻値の表示形式をプログラムで操作します。
Notes は、次のタイムゾーン属性を使用して人間が読めるタイムゾーン値を変換して保存します。
属性 |
定義 |
---|---|
Z |
タイムゾーンの GMT からの時差。 |
DO |
サマータイム (DST : Daylight Saving Time) 監視フラグ。1 はサマータイムが有効であることを示し、0 は無効であることを示します。1 の場合は DL に値が渡されます。 |
DL |
<StartMonth> <StartWeek> <StartDayOfWeek> <EndMonth> <EndWeek> <EndDayOfWeek> を特定する DST のルール。 |
ZX |
(オプション) ホスト固有のタイムゾーンインデックス。 |
ZN |
(オプション) タイムゾーン名。 |
例えば、タイムゾーンのドロップダウンリストから「(GMT -05:00) 東部標準時 (米国およびカナダ)」を選択した場合、Notes ではその値を次のように保存します。
Z=5$DO=1$DL=4 1 1 10 -1 1$ZX=25$ZN=Eastern
これは、このタイムゾーンがグリニッジ標準時より 5 時間遅れている (-5) ことを示しています。サマータイムは有効であり、4 月の第 1 週の第 1 日目 (日曜日) に開始し、10 月の最終週 (-1) の日曜日 (1) に終了します。ZX 属性と ZN 属性は Notes によってのみ使用される値です。
タイムゾーンフィールドをビュー列のデフォルト値として使用すると、属性と値の組を示す同様の文字列が表示されます。フィールドを人間が読める形式に変換するには、@TimeZoneToText を使用します。
属性と値の組は、タイムゾーンフィールドのデフォルト値として入力することも、@TimeToTextInZone 関数を使用して入力することもできます。例えば、アラスカの現在の時刻を示すボックスを表示するには、次の式を使用してホットスポットボタンを作成します。
@Prompt([Ok];"Current time in Alaska";@TimeToTextInZone(@Now;"Z=9$DO=1$DL=4 1 1 10 -1 1"))
ゾーンと呼ばれるタイムゾーンフィールドを作成することもできます。ユーザーはそこから現在の時刻を表示するゾーンを選択して、この式をホットスポットボタンに追加することによってメッセージボックスにその時刻を表示できます。
@Prompt([Ok];"Current time there";@TimeToTextInZone(@Now;zone))