日付/時刻定数

日付/時刻定数は、時刻または日付をブラケットで囲んで次の形式で示したものです。

日付/時刻値を減算すると、結果は時間の差を秒単位で表した整数になります。

次の表は、[Notes] フィールドでの日付指定に使用できる形式を示します。オペレーティングシステムのデフォルトの日付形式は US English で年度は 2002 年であるとします。

ヒント: 時刻を表示するには、[日付/時刻] フィールドのプロパティインフォボックスで [表示時刻] を選択する必要があります。このプロパティはデフォルトでは選択されていません。

日付/時刻の形式

定数

日付/時刻フィールドの結果

テキストフィールドの結果

24 時間制

[5:30]

05:30 AM

05:30:00 AM

12 時間制

[5:30 PM]

05:30:00 午後 AM

05:30:00 PM

24 時間制

[17:30]

05:30:00 午後 AM

05:30:00 PM

Date

[6/15]

06/15/2002

06/15/2002

Date

[6/15/02]

06/15/2002

06/15/2002

Time-date

[6/15 5:30 PM]

06/15/2002 05:30 PM

06/15/2002 05:30:00 PM

Time-date

[5:30 PM 6/15]

06/15/2002 05:30 PM

06/15/2002 05:30:00 PM

[5:30 PM]-[5:30]

43200.00

43200

タイムゾーンを指定する

タイムゾーンフィールドのタイムゾーンを指定するには、ドロップダウンリストのオプションからゾーンを選択するか、関数 @TimeZoneToText と @TextToTimeInZone を使用して時刻値の表示形式をプログラムで操作します。

Notes は、次のタイムゾーン属性を使用して人間が読めるタイムゾーン値を変換して保存します。

属性

定義

Z

タイムゾーンの GMT からの時差。

DO

サマータイム (DST : Daylight Saving Time) 監視フラグ。1 はサマータイムが有効であることを示し、0 は無効であることを示します。1 の場合は DL に値が渡されます。

DL

<StartMonth> <StartWeek> <StartDayOfWeek> <EndMonth> <EndWeek> <EndDayOfWeek> を特定する DST のルール。

ZX

(オプション) ホスト固有のタイムゾーンインデックス。

ZN

(オプション) タイムゾーン名。

例えば、タイムゾーンのドロップダウンリストから「(GMT -05:00) 東部標準時 (米国およびカナダ)」を選択した場合、Notes ではその値を次のように保存します。

Z=5$DO=1$DL=4 1 1 10 -1 1$ZX=25$ZN=Eastern

これは、このタイムゾーンがグリニッジ標準時より 5 時間遅れている (-5) ことを示しています。サマータイムは有効であり、4 月の第 1 週の第 1 日目 (日曜日) に開始し、10 月の最終週 (-1) の日曜日 (1) に終了します。ZX 属性と ZN 属性は Notes によってのみ使用される値です。

タイムゾーンフィールドをビュー列のデフォルト値として使用すると、属性と値の組を示す同様の文字列が表示されます。フィールドを人間が読める形式に変換するには、@TimeZoneToText を使用します。

属性と値の組は、タイムゾーンフィールドのデフォルト値として入力することも、@TimeToTextInZone 関数を使用して入力することもできます。例えば、アラスカの現在の時刻を示すボックスを表示するには、次の式を使用してホットスポットボタンを作成します。

@Prompt([Ok];"Current time in Alaska";@TimeToTextInZone(@Now;"Z=9$DO=1$DL=4 1 1 10 -1 1"))

ゾーンと呼ばれるタイムゾーンフィールドを作成することもできます。ユーザーはそこから現在の時刻を表示するゾーンを選択して、この式をホットスポットボタンに追加することによってメッセージボックスにその時刻を表示できます。

@Prompt([Ok];"Current time there";@TimeToTextInZone(@Now;zone))