@TimeZoneToText (式言語)

正規のタイムゾーン値を、読み取り可能な文字列に変換します。

構文

@TimeZoneToText( timeZone ; formatString )

パラメータ

timeZone

正規のタイムゾーン値またはそのリストです。タイムゾーン値を作成するには、Notes のタイムゾーンフィールドを使用します。

formatString

オプション。以下の書式指定子で構成される文字列です。

書式指定子

戻り値

S

次のようなタイムゾーンの短縮文字列。

"GMT-08:00"

A

ローカルタイムゾーンの別名。例えば、システムが稼働している実行しているタイムゾーンと同じならば、次が返されます。

"Local time"

戻り値

string

日時値を文字列に変換したものが返されます。書式指定子を指定しなかった場合は、短縮形ではないタイムゾーンのラベルが返されます。以下に例を示します。

"(GMT-08:00) Pacific Time (US & Canada);Tijuana"

使用法

最初のパラメータがリストである場合、この関数はリストの要素ごとに処理され、戻り値は同じ数の要素を持つリストになります。

この関数は、ビューにタイムゾーンフィールドの内容を表示する場合に役立ちます。この関数を使用しなければ、ビューのタイムゾーンフィールドの値は次のような形式で表示されます。

Z=9$DO=1$DL=4 1 1 10-1 1$ZX=1$ZN=Alaskan

また、@GetCurrentTimeZone 関数で返されたタイムゾーン値を読み取り可能な文字列に変換するために、この関数を使用します。

  1. 次のコードをビューの列式の値として追加すると、タイムゾーンの [Zone] フィールドの値が Z=7$DO=0$ZX=6$ZN=US Mountain (GMT-07:00 Arizona として選択されている) ならば、[Zone] フィールドの内容が「GMT-07:00」と表示されます。
    @TimeZoneToText(Zone;"S")
  2. 次のコードをビューの列式として追加し、EST 標準時で稼働しているシステムからアクセスすると、文書の [Zone] タイムゾーンフィールドで [(GMT 00:00) グリニッジ標準時、ダブリン、エジンバラ、リスボン、ロンドン] が選択されている場合は空白が表示され、[(GMT-05:00) 東部標準時 (米国およびカナダ)] が選択されている場合は「Local time」が表示されます。
    @TimeZoneToText(Zone;"SA")
  3. 次のコードをビューの列式の値として追加すると、Zone1 と Zone2 という名前のタイムゾーンフィールドの内容が表示されます。
    @TimeZoneToText(Zone1 : Zone2; "S")