カレンダービューを作成する

このタスクについて

カレンダービューでは、会議、予定、イベントなどのスケジュール用に設計されたフォームを使用して作成された文書が、カレンダーのエントリとして表示されます。カレンダービューの例は [メール (6)] テンプレート (mail6.ntf) の [$Calendar] ビューなどです。カレンダーフォームの例は [_Calendar Entry] フォームです。まずフォームを作成し、次にそのフォームを使用した文書を表示するビューを作成するのが良いでしょう。

カレンダービューを作成する

このタスクについて

標準のアウトラインビューを作成することから作業をはじめます。次の手順 1 から 10 までを標準のビューを作成するために実行しても良いでしょう。あるいは既存のビューをカレンダービューに変更することもできます。

手順

  1. 新規のビューを作成するか既存のビューを開きます。
  2. [ビューのプロパティ] インフォボックスを開きます。
  3. [スタイル] フィールドで、[カレンダー] を選択します。ダイアログボックスが表示されます。[はい] をクリックして次に行きます。
  4. 最初の列をクリックします。[列のプロパティ] インフォボックスで [列を非表示] を選択します。

    カレンダービューの最初の列では、エントリが表示または非表示にされる日付/時刻形式を定義してください。

  5. プログラムペインで次のいずれかを選択し、日付と時刻の両方を評価する値を最初の列に入力します。
    • シンプルファンクション - 日付と時刻を評価する値をリストから選択します。例えば [作成日] などを選択します。
    • フィールド - データベースに存在するすべてのフィールドが表示されます。カレンダービューで使用するフォームから、日付/時刻形式のフィールドを選択します。
    • - 日付と時刻を評価する式をプログラムペインに入力します。
  6. [列のプロパティ] インフォボックスを開いてから、[ソート] タブをクリックします。ソートオプションから [昇順] を選択します。
    注: フォームに複数値を有効にしてあるフィールドがあり、それぞれの値をカレンダービューで別々のエントリとして表示したい場合は、列のソートオプションで [複数値を区別して表示] を選択します。例えば [メール (6)] テンプレートはこのテクニックを使用して繰り返しの予定を表示しています。この設定をしないと、エントリは最初に合致した日付のところにのみ表示されます。
  7. [列のプロパティ] インフォボックスの [日付と時刻] タブをクリックして、[表示日付] オプションと [表示時刻] オプションのチェックボックスをオンにします。
    ヒント: この列に対する列設定で、[常にタイムゾーンを表示する] を指定できますが、その他の列表示設定とともに、この設定はカレンダー表示では使用されません。タイムゾーンを常に表示する場合は、他の可視の列をビューに追加してその列にタイムゾーンの情報を表示します。
  8. 2 番目の列を作成するか、既存のビューの 2 番目の列をクリックします。2 番目の列は、分単位で予定の期間を指定する文書のフィールドまたは式にマップする必要があります。また、この列は非表示にする必要があります。[列のプロパティ] インフォボックスで [列を非表示] を選択します。

タスクの結果

注: このトピックに記載されるこの特定のステップは、クラシックカレンダービューのみに適用されます。Java カレンダービューでは、タイムスロット内のエントリを表示する 3 番目の列が必要です。

  1. [_Calendar Entry] のように、表示される文書を選択するビューの選択式を作成します。

カレンダービューのオプションを決定する

このタスクについて

作成したカレンダービューに対して、形式を指定することができます。[列のプロパティ] インフォボックスの [日付と時刻の形式] をクリックします。[日付と時刻の形式] タブは、ビューのスタイルがカレンダーに設定されている場合のみ表示されます。[日付と時刻の形式] タブでは次の表示オプションを設定できます。

  • ユーザーに許可した形式

    ユーザーが選択できるようにする表示オプションをすべてチェックします。例えばユーザーが 1 カ月あるいは 1 日の表示形式でカレンダーを参照できるようにする場合は、それら 2 つのオプションを選択します。[勤務日] オプションには、1 作業週、2 作業週、作業月の形式があります。これらの形式では土曜日と日曜日が表示されません。

  • 最初の形式

    ビューを最初に開いたときにユーザーに表示される形式を設定します。

  • タイムスロットを有効にする

    タイムスロットとはビューで時間の区切りを表示するための画像表示です。[タイムスロットを有効にする] が選択されている場合は、ビューにタイムスロットが表示されます。このオプションを選択した場合は、タイムスロットの開始時刻と終了時刻や、1 時間などの時間も指定する必要があります。[時間変更を許す] を選択すると、ユーザーの Notes® クライアントのカレンダープリファレンスによって、カレンダーでのタイムスロットの表示形式が決定されます。

    [日付ごとに ON/OFF を設定する] オプションを使用すると、選択した日のタイムスロットをユーザーが表示または非表示にできます。

  • その他のオプション

    月間と週間のビューでは、[グループエントリをタイムスロットでまとめる] を使用すると、1 日のエントリをリストするかわりに、タイムスロットごとにエントリが集まります。例えば、12 PM に 2 つのエントリ、1 PM に 1 つのエントリがある場合は、次のように表示が異なります。

カレンダービューのトラブルシューティング

このタスクについて

カレンダービューが期待通りに表示されない場合は、選択式または最初の列の定義が間違っている可能性があります。

  • ビューの選択式を確認してください。ビューで表示したい文書が選択式で指定されている文書と合致しているか確認してください。選択式をテストするには、ビューを標準のビューに変更するか、Domino® Designer でビューを更新します。 文書が表示された場合は選択式は正しいことになります。
  • ビューの最初の列が日付と時刻形式のフィールドに基づいているか、昇順にソートされているか確認してください。ビューをテストするには Domino Designer で文書を表示してみてください。日付と時刻の両方が表示されなければなりません。文書はまず日付順にソートされてから、それぞれの日付の中で時刻順にソートされます。このために午前 9 時の予定は同じ日の午後 3 時の予定より前に表示されます。