標準のアウトラインビュー

標準アウトラインビューは、データベースの目次の役割を果たします。アウトラインビューは最もよく使用されるビューの 1 つです。このビューでは、行と列を使用して文書が整理されます。各列には、作成者名や作成日付などの、文書に関する「情報の種類」が表示されます。各行には、この情報の種類に従って 1 つの文書から選択された、さまざまな「情報」が表示されます。ビューの 1 つの列は、通常、これらの情報を整理するための要素になっています。例えば、列名が [日付] という列であれば、文書を日付順に整理します。ディスカッションデータベースでは、[トピック] と名付けた列を使用して、各文書の [件名] フィールドの内容をビューに表示できます。トラッキングデータベースでは、列には顧客名や製品名が表示されることもあります。

これは、あるレビューデータベースのビューを Notes® と Netscape Navigator を使用して表示させた例です。

A standard view displayed in Notes.

A standard view displayed in Netscape.

標準のビューで文書を開くには、Notes ユーザーの場合は、行をダブルクリックします。Web ユーザーの場合は、文書リンクが特定の列に表示されるため、希望の文書リンクをクリックします。

Web の標準ビューは、HTML 形式でビューをカスタマイズしていないかぎり、Notes の標準ビューの列形式と行形式で表示されます。ただし、Web の場合に限り、ナビゲーションバーが画面の先頭か最後に表示されます。このナビゲーションバーには、ユーザーがクリックすると、ビューを展開、省略表示、スクロールできるボタンがあります。

Web では、ユーザーがビューをオープン、スクロール、展開、省略表示するたびに、ビューが HTML ページに変換されます。ビューを表示するたびに表示される画面は、それぞれ新しく生成された HTML ページです。Notes のビューでの「選択された文書」という概念は、Web のビューには当てはまりません。

Web でビューを表示する

デフォルトでは、ビューは Web で表示されるようにはなっていません。例えば、[ビューのプロパティ] インフォボックスの [詳細] タブにある [Web アクセス] プロパティは使用可能になっていません。Web のビューを作成する場合は、ビューアプレットまたは埋め込みビューアプレットの作成を検討してください。これらのオプションによりビューの表示を制御できるようになります。

Web アプリケーションのビューの設計について詳しくは、「Web アプリケーションでビューを表示する」を参照してください。

ビューの制約

1 つのビューで表示できるのは、返答文書やサブカテゴリで 32 レベルまでです。例えば、サブカテゴリのレベルが 6 つある場合は、1 つの主要文書に対して 25 レベルの返答文書を表示できます。表示可能な数より返答文書のレベル数が多い場合は、[ビューのプロパティ] インフォボックスの [オプション] タブで [返答文書を階層表示する] の選択を解除し、そのビューを階層のないビューに変換します。そうすれば、すべての文書が 1 つのレベルで表示されます。

トップレベルから重ねて表示するサブレベルのフォーム、ビュー、エージェントは、合計で 200 を超えることはできません。合計が 200 を超えると、トップレベルのメニューが正しく表示されません。この制限は、各メニューのトップレベルに格納されるフォーム、ビュー、マクロの数には適用されません。

Domino の [表示] メニューでは、最高 200 までのビューとフォルダの名前を重ねて表示できます。