ビューの設計では、プログラムを記述することにより、データベース中のすべての文書を表示させたり、特定の文書だけを表示させたりできます。ほとんどのデータベースには、すべての文書を表示するためのビューが 1 つあります。その他のビューは、文書のサブセットを表示するために使用します。
新規ビューのデフォルト選択式は、SELECT 文と @All 式を SELECT @All として組み合わせたもので、これは「すべてのデータベース文書をこのビューに表示する」という意味になります。ビューに表示する文書の種類を絞り込むには、特定の文書だけを表示するようにプログラムを追加します。例えば、作業をトラッキングするデータベースでは、[ステータス] フィールドの値が [完了] 以外の値である文書だけを [作業中] ビューに表示します。ブレーンストーミング用のデータベースでは、[設計提案] に分類されるすべての文書を [設計アイデア] ビューに表示します。次に示す選択式は、新機能を含む文書だけを表示します。これらの文書は、[新機能] ビューに表示されます。
SELECT @IsMember("01 What's new?"; View)
ビューを使用し、プログラムペインの中で文書を選択するプログラムを作成します。[オブジェクト] インフォボックスで [ビューの選択] を選択し、追加するプログラムの種類を選択します。次に、ビューの選択ペインでプログラムを作成します。
[簡易検索] 機能を使用すると、プログラミング言語の知識がない場合でも、文書の条件選択を作成できます。プログラムペインのインフォリストで [実行] リストボックスをクリックし、[簡易検索] を選択します。次に、追加する選択ごとに [条件の追加] をクリックします。条件を削除するには、その条件をクリックし、[編集] - [削除] を選択します。
[式の使用] 機能を使用すると、@関数式言語を利用して、文書を選択するプログラムを作成できます。プログラムペインで [式の使用] をクリックしてから、スクリプトエリアに式を記述します。
文書はリレーショナルデータベースではありません。選択式は、各文書に対して別々に適用されます。ただし、以下の 2 つの例外があります。例えば、直前に使用した文書や、他の文書内の値と一致する値を持つ文書を選択することはできません。
この 2 つの例外は、@AllDescendants と @AllChildren を含む選択式です。これらの関数は、親文書がビュー内に存在するかどうかを判断して返答文書を選択します。
文書間の関係について、以下の処理を実行することができます。