第 4 章 LCDatetime クラス
この章では、LCDatetime クラスのメソッドおよびプロパティについて説明します。
LCDatetime クラスの概要
LCDatetime クラスは、特定の日付と時刻をタイムゾーンおよびサマータイムの情報と共に表します。日時の値のうち、日付部分または時刻部分が存在しないことがあります。日付の場合は特別な定数値 LCDTNULL_DATE、時刻の場合は LCDTNULL_TIME によってこのことを表します。日付部分または時刻部分が存在する場合または存在しない場合の動作は、フラグにより制御します。日時がオーバーフローした場合はエラーが返され、日時の有効な最大値または最小値が割り当てられます。
LEI Scripted アクティビティの構文 - 3
IBM® Lotus Enterprise Integrator® (LEI) Scripted アクティビティ向けの LotusScript® Extensions (LC LSX) スクリプトを記述するときには、Dim LCSession を名前付きのセッションとして指定する必要があります。これが、デフォルトのログ文書名となります。LCConnection も、既存の名前付き LEI コネクション文書として宣言する必要があります。
DATETIME 型の形式および値
次の表に、DATETIME の形式と値を示します。
LCDatetime クラスのメソッドの要約
次の表に、LCDatetime クラスのメソッドの要約を示します。
LCDatetime のプロパティの要約
次の表に、LCDatetime のプロパティの要約を示します。
LCDatetime の New メソッド
LCDatetime のコンストラクタです。新しい LCDatetime オブジェクトを初期化します。
null 値の Datetime オブジェクトを作成する
「null」の LCDatetime 値とは、テキストが "" である値です。このような値を取得するには次の 3 つの方法があります。
LCDatetime の Adjust メソッド
このメソッドは、指定の単位で日時を変更します。
LCDatetime の Clear メソッド
このメソッドは、既に設定されている Datetime の値をクリアします。これにより、コンストラクタの引数を指定せずに LCDatetime を新規作成したときと同じ値が設定されます。
LCDatetime の Compare メソッド
このメソッドは、2 つの Datetime 値を比較し、その関係を返します。
LCDatetime の Copy メソッド
このメソッドは、LCDatetime オブジェクトのコピーを作成します。
LCDatetime の GetDiff メソッド
このメソッドにより、2 つの LCDatetime オブジェクトの値の差を求めます。
LCDatetime の SetConstant メソッド
このメソッドは、特殊な定数 Datetime オブジェクトを生成します。
LCDatetime の SetCurrent メソッド
このメソッドは、Datetime の値を現在のシステムの日時に設定します (タイムゾーンおよびサマータイム設定も含まれます)。
親トピック:
LSX for Lotus Connectors