NotesName (LotusScript)

名前を表します。

包含関係

包含元: NotesACLEntryNotesSession

プロパティ

Abbreviated

Addr821

Addr822Comment1

Addr822Comment2

Addr822Comment3

Addr822LocalPart

Addr822Phrase

ADMD

Canonical

Common

Country

Generation

Given

Initials

IsHierarchical

Keyword

Language

Organization

OrgUnit1

OrgUnit2

OrgUnit3

OrgUnit4

Parent

PRMD

Surname

メソッド

New

作成方法

NotesName オブジェクトを新規作成するには、次のいずれかを使用します。

注: New メソッドは COM ではサポートされていません。

構文

Dim variableName As New NotesName( name$ [ , language$ ] )

または

Set notesName = New NotesName( name$ [ , language$ ] )

パラメータ

name$

String 型。次のいずれかの形式の名前です。

上記の最初の 3 つの形式に従っていないときは、階層なしの名前になります。

language$

String 型。オプション。ユーザー名に関連付けられた言語。言語コードのリストについては、式言語の @Locale を参照してください。

ユーザー名の場合、言語を指定しないでください。ユーザーの別名の場合、言語を指定できます。Language プロパティを参照してください。

使用法

正規形の階層名は、スラッシュ (/) によって区切られた一連の構成要素です。各構成要素は、キーワードと等号で始まります。Domino の名前では、CN (共通名)、OU (組織単位、4 つまで指定可能)、O (組織)、C (国) といった構成要素を使用できます。また、Domino の名前としては使用できませんが、G (姓名の名)、I (イニシャル)、S (姓)、Q (「Jr」などの世代)、A (ADMD 名)、P (PRMD 名) も識別します。

正規形の Domino 階層名の例を次に示します。ここでは、組織単位が 2 つ使用されています。階層は、右から左に読み込まれるため、「East」が組織単位 1、「Sales」が組織単位 2 になります。

CN=John B Goode/OU=Sales/OU=East/O=Acme/C=US

省略形の名前は、スラッシュ (/) によって区切られた一連の構成要素です。この場合、構成要素はキーワードではなく、指定された順序によって識別されます。 上記の名前の省略形は、次のとおりです。

John B Goode/Sales/East/Acme/US

正規形の名前を省略すると名前があいまいになる場合は、省略しません。例えば、「CN=John B Goode/OU=East」を省略すると、組織単位である「East」が組織に間違われる可能性があるので省略できません。また、Domino の名前で使用されていない構成要素が存在する場合、正規形の名前は省略されません。

省略形の名前で指定できるのは、Domino の名前で使用されている構成要素だけです。構成要素は、正しい順序で指定する必要があります。構成要素の正しい指定順序は、次のとおりです。

共通名だけを指定すると、階層なしの名前として解釈されます。共通名に続けてスラッシュ (/) を指定すると、有効なユーザーの組織と国に関する情報を取得できます。

RFC 821 または RFC 822 に従った名前は、インターネットアドレスとして解釈されます。インターネットアドレスの例を次に示します。

現在の Domino ユーザーのユーザー名とユーザー名の別名を取得するには、NotesSession で UserNameListUserNameObject を使用します。完全なユーザー名と共通ユーザー名を文字列形式で取得するには、NotesSession で UserNameCommonUserName を使用します。

クロスリファレンス

Java™ の Name クラス

式言語の @Name 関数