LotusScript のクラスでアイテムとその値を取得する

NotesDocument クラスには、文書のアイテムにアクセスするためのプロパティとメソッドが多数存在します。アイテムの名前が分からない場合や、文書内のすべてのアイテムに順番にアクセスしたい場合は、NotesItem オブジェクトの配列である Items プロパティを使用します。配列の各要素にアクセスするには、NotesItem のプロパティとメソッドを使用してオブジェクトを調べたり操作したりします。

名前が分かっているアイテムにアクセスするには、NotesDocument の GetFirstItem メソッドを使用します。

アイテムの値を取得する方法はいくつかあります。次に示す最初の 2 つの方法では、最初にアイテムオブジェクトにアクセスする必要はありません。

Date 形式の Variant 型ではなく、NotesDateTimee オブジェクトとして日時アイテムの値を取得するには、GetItemValueDateTimeArray または GetValueDateTimeArray の各メソッドを使用します。

文書内の Received という名前のアイテムのテキスト値を取得するには、getReceivedItemText を使用します。

文書の複数アイテムが同じ名前の場合、プログラムでのアクセスは最初のアイテムに制限されます。残りのアイテムには無効なデータが生じます。回避策としては、最初のアイテムを取得して処理し、削除してから、再度、最初のアイテム (元は 2 番目だったアイテム) を取得するといった具合に、特定の名前のすべてのアイテムの処理と削除を終えるまで繰り返します。文書を保存しないと、アイテムは実際に削除されません。 しかし、推奨される方法は、同じ名前を持つ複数のアイテムの作成を避けることです。