field (Domino DTD)

フォームのフィールドを表します。

包含階層

スーパークラス: <sharedfield>%richtext.nonhot.inline;

包含要素: <keywords><datetimeformat><numberformat><code>

構文

<!ELEMENT field ( keywords?, datetimeformat?, numberformat?, code* )>

[コンテンツ]

keywords?, datetimeformat?, numberformat?, code*

<keyword>、<datetimeformat>、および <numberformat> の省略可能な要素、続いてフィールドイベントのアクションを定義する任意の数の <code> 要素の順に含まれます。

属性

<!ATTLIST field

name

%string;

#REQUIRED

type

(%field.types;)

#REQUIRED

kind

(%field.kinds;)

"editable"

allowmultivalues

%boolean;

"false"

description

%tstring;

#IMPLIED

taborder

%integer;

#IMPLIED

choicesdialog

(%field.choicesdialogs;)

#IMPLIED

view

CDATA

#IMPLIED

viewdatabase

CDATA

#IMPLIED

viewcolumn

%integer;

#IMPLIED

lookupeachchar

%boolean;

#IMPLIED

protected

%boolean;

"false"

sign

%boolean;

"false"

seal

%boolean;

#IMPLIED

listinputseparators

NMTOKENS

#IMPLIED

listdisplayseparator

(%list.separators;)

#IMPLIED

computeaftervalidation

%boolean;

"false"

defaultfocus

%boolean;

"false"

showdelimiters

%boolean;

"true"

allowtabout

%boolean;

"false"

useappletinbrowser

%boolean;

"false"

runexitingonchange

%boolean;

#IMPLIED

literalize

%boolean;

#IMPLIED

externaldatasource

%boolean;

"false"

usenotesstyle

%boolean;

#IMPLIED

width

%lenpct;

#IMPLIED

height

%length;

#IMPLIED

heighttype

(%field.heights;)

#IMPLIED

alignwithparagraph

%boolean;

#IMPLIED

multiline

%boolean;

#IMPLIED

fieldhint

%string;

#IMPLIED

useoscontrolinbrowser

%boolean;

#IMPLIED

onlyallow

%tokens;

#IMPLIED

firstdisplay

(%field.limitinput.kinds;)

#IMPLIED

fieldhelp

%string;

#IMPLIED

storageformat

(%field.storageformat.type;)

#IMPLIED

bgcolor

%color;

#IMPLIED

%html.core.attrs;

   

%datasource.attrs;

   
>

alignwithparagraph

true の場合、usenotesstyle 属性が false であれば、フィールドを段落の基準線に揃えます。

allowmultivalues

フィールドが複数の値を受け入れるかどうかを示します。

allowtabout

ユーザーが [Tab] キーを押したときに、フォーカスが次のフィールドに移動するかどうかを示します。

bgcolor

フィールドの背景色です。この属性の値は、usenotesstyle 属性が「false」に設定されている場合にのみ適用されます。デフォルトの色は「system」です。

choicesdialog

設定できるフィールドの種類です。%field.choicesdialogs; エンティティで定義されています。

computeaftervalidation

計算結果のフィールドと表示用の計算結果のフィールドの場合、フィールド確認式の実行が完了するまでフィールドの計算を待機するかどうかを示します。

defaultfocus

編集可能フィールドの場合、文書を作成または編集するときにそのフィールドがアクティブかどうかを示します。

description

フィールドのヘルプの説明です。

externaldatasource

フィールドが外部データソースと連携するかどうかを示します。デフォルトは false で、この場合は連携しません。

fieldhelp

type 属性が richtextlite のときにのみ適用されます。フィールドにフォーカスがあるときにステータスバーに表示される、フィールドの目的を定義するテキストです。

fieldhint

フィールドにフォーカスがないときにそのフィールドに淡色表示される、フィールドの目的を定義するテキストです。

firstdisplay

type 属性が richtextlite のときにのみ適用されます。最初にリッチテキストライトフィールドのヘルプボタンに表示されるオブジェクトアイコンの種類を定義します。種類は、%field.limitinput.kinds; エンティティで定義されています。

height

フィールドの高さです。この属性は、usenotesstyle 属性が false に設定されて、フィールドが Notes スタイルのフィールドではないことを示す場合にのみ使用されます。

heighttype

使用または作成されるフィールドの種類を示します。オプションは、%field.heights; エンティティで定義されています。この属性は、usenotesstyle 属性が false に設定されて、フィールドが Notes スタイルのフィールドではないことを示す場合にのみ使用されます。

kind

%field.kinds; エンティティで定義されているフィールドの種類です。

listdisplayseparator

複数のリスト要素を表示するときにそれらの間に使用する分離記号の種類です。オプションのリストの詳細については、%list.separators; エンティティを参照してください。フィールドに「none」オプションを使用できません。

listinputseparators

ユーザーが複数の値を入力するときにリスト要素の間に使用する分離記号の種類です。オプションのリストの詳細については、%list.separators; エンティティを参照してください。NMTOKENS は、ユーザーによる複数選択を可能にする名前トークンです。

literalize

式フィールドの場合にかぎり、式の値を文字どおりに解釈するか、変換するかのどちらであるかを示します。例えば、式に複数の値を持つフィールドのフィールド名を含めることができます。そのフィールドを式フィールドの [式を表示] と設定した場合、入力したフィールド名が表示されず、これらのフィールドに含まれた値が表示されます。『アプリケーション開発者ガイド』で「式フィールド」のトピックを参照してください。

lookupeachchar

名前フィールドの場合、名前の文字を入力すると自動的に検索が実行されます。

multiline

Boolean 型。true の場合、1 つのフィールドに複数行のテキストが表示されます。

name

フィールドに割り当てられた名前です。

onlyallow

type 属性が「richtextlite」のとき、フィールドに使用できる構成要素またはアクションを指定します。オプションのリストは、%field.limitinput.values; エンティティで定義されています。

protected

[作成者] のアクセス権を持つユーザーによる既存の文書のフィールドを編集禁止にするかどうかを示します。フィールドのセキュリティオプションが [編集者以上のアクセス権が必要] に設定されている場合、この値は true になります。

runexitingonchange

日付または時刻のフィールドの場合にかぎり、日付または時刻の変更により既存イベントをトリガーするかどうかを示します。

seal

フィールドの内容を暗号化して、暗号キーを持つ読者のみがフィールドにアクセスできるようにするかどうかを示します。フィールドのセキュリティオプションが [このフィールドを暗号化する] に設定されている場合、この値は true になります。

showdelimiters

区切り文字を表示するかどうかを示します。

sign

文書がユーザー間を移動するときに改ざんされることを防ぐためにフィールドが電子署名されているかどうかを示します。フィールドのセキュリティオプションが [送信後またはセクションへの保存後に署名] に設定されている場合、この値は true になります。

storageformat

リッチテキストフィールドの内容を保存するのに使用する形式を指定します。オプションは、<field> 要素エンティティの定義済みエンティティで定義されます。

taborder

ユーザーが [Tab] キーを押すときにフォーカスが移動するフィールドの順序を表す数値です。

type

%field.types; エンティティで定義されているフィールドの種類です。

useappletinbrowser

Web アクセスの場合、フィールドの表示に Java アプレットを使用するかどうかを示します。

usenotesstyle

true の場合、フィールドが Notes スタイルのフィールドであることを示します。false の場合、フィールドはネイティブ OS スタイルまたはカレンダーコントロールです。フィールドが Notes スタイルのフィールドではない場合、フィールドの高さ、幅、高さの種類は、height 属性、width 属性、heighttype 属性を使用して設定しなければなりません。

useoscontrolinbrowser

true の場合、ブラウザでリッチテキストフィールドとリッチテキストライトフィールドを表示するのに Web アクセスのプロパティを [OS に合う位置を使用] に設定します。useappletinbrowser 属性も true に設定されている場合、この属性が優先されます。

view

choicesdialog 属性が viewdialog に等しい場合、フィールドの選択肢として表示する列を取り出すビューの名前です。列番号は viewcolumn 属性に、データベース名は viewdatabase 属性に指定します。

viewcolumn

choicesdialog 属性が viewdialog に等しい場合、フィールドの選択肢を取り出す列の列番号です。ビューは view 属性に、データベース名は viewdatabase 属性に指定します。

viewdatabase

choicesdialog 属性が viewdialog に等しい場合、フィールドの選択肢として表示する列を取り出すデータベースの名前です。ビュー名は view 属性に、列番号は viewcolumn 属性に指定します。

width

フィールドの幅です。この属性は、usenotesstyle 属性が false に設定されて、フィールドが Notes スタイルのフィールドではないことを示す場合にのみ使用されます。

<field> 要素の定義済みエンティティ

%dataconnectionfield.types; エンティティは、フォームで使用できるデータ接続フィールドの種類を定義します。このエンティティは %datasource.attrs; エンティティで使用されます。

構文:

<!ENTITY % dataconnectionfield.types " key | data " >

data

サードパーティの外部データソースから抽出するデータを表示するフィールドです。

key

外部データベースで実行するバックエンド検索に使用する値を保持するフィールドです。

%datasource.attrs; エンティティは、外部データソースと連携するフィールドの属性を定義します。

構文:

<!ENTITY % datasource.attrs "

externalname

%string;

#IMPLIED

metadataname

%string;

#IMPLIED

dataconnectionresource

%string;

#IMPLIED

storelocally

%boolean;

"false"

dataconnectionfield

(%dataconnectionfield.types;)

"data"

">

dataconnectionfield

作成しているフィールドがキーフィールドまたはデータフィールドのどちらであるかを指定します。詳しくは、%dataconnectionfield.types; エンティティを参照してください。

dataconnectionresource

データ接続リソースの名前です。データ接続リソースは、データソース接続を Notes フィールドと外部データベースのフィールドまたはオブジェクトとの間に確立する前に、Domino Designer で作成してその Notes フィールドに関連付けなければならない共有リソースです。

externalname

このフィールドが連携するサードパーティ製のデータソースのフィールドの名前です。

metadataname

メタデータオブジェクトの名前です。メタデータにより、アクセスされるデータのデータ構造が定義されます。Notes/Domino がアクセスできるデータ構造のリストについては、%dataconnection.object.types; エンティティを参照してさい。

storelocally

外部データソースから取り出したデータを、ローカルの NSF データベースファイルに保存するかどうかを示します。デフォルトでは、データは外部データソースに保存されたままです。ビューでフィールドを表示するためには、設計者はこの属性を true に設定しなければなりません。

%field.choicesdialogs; エンティティは、リストフィールドを定義するときに、リストを作成するオプションのリストを表します。

構文:

<!ENTITY % field.choicesdialogs "none | addressbook | acl | view ">

acl

データベースのアクセス制御リストのユーザー、サーバー、グループ、ロールの名前を表示します。

addressbook

個人用アドレス帳または Domino ディレクトリの [名前] ダイアログボックスから名前のリストを表示します。

なし

[Names] フィールドと [Readers] フィールドの選択肢のリストは作成せず、[Authors] フィールドにフォーム作成者の名前を設定し、ダイアログリストフィールドに設計者が入力した選択肢または式のリストを表示します。

view

ビューの列から取り出したエントリが含まれるダイアログボックスで名前を表示します。

%field.heights; エンティティは、Notes スタイルではないフィールドに指定可能な複数の高さ設定を定義します。

構文:

<!ENTITY % field.heights "fixed | dynamic | proportional ">

dynamic

フィールドのサイズを最大 3 行分の長さになるまで動的に増やします。エントリが 3 行より長い場合、自動的にスクロールバーが表示されます。

fixed

インチ単位で幅を編集できるようにします。

proportional

高さを幅に比例させます。

%field.limitinput.actions; エンティティは、リッチテキストライトフィールドのヘルプボタンでトリガーできるアクションの種類のリストを表します。

構文:

<!ENTITY % field.limitinput.actions " help | clear ">

%field.limitinput.kinds; エンティティは、リッチテキストライトフィールドのヘルプボタンに表示できるオブジェクトアイコンの種類のリストを表します。

構文:

<!ENTITY % field.limitinput.kinds "picture | sharedimage | attachment | view | datepicker | sharedapplet | text | object | calendar | inbox ">

%field.limitinput.values; エンティティは、リッチテキストライトフィールドのヘルプボタンに表示できるオブジェクトアイコンとそれでトリガーできるアクションの種類のリストを表します。

構文:

<!ENTITY % field.limitinput.values "%field.limitinput.kinds; | field.limitinput.actions ">

%field.storageformat.type; エンティティは、リッチテキストフィールドの内容を保存するオプション形式を定義します。

構文:

<!ENTITY % field.storageformat.type " htmlmime ">

htmlmime

リッチテキストデータを HTML または MIME として保存することを指定します。

%field.types; エンティティは、フィールドの種類のリストを表します。

構文:

<!ENTITY % field.types "text | number | datetime | richtext | keyword | names | authors | readers | password | formula | timezone | richtextlite | color ">

authors

自分で作成した文書を編集できるユーザーのリストを表します。

color

カラーピッカーを表示するフィールドです。

datetime

日付/時刻フィールドです。

formula

@関数式または @コマンド式が含まれるフィールドです。

keyword

式の結果または定数のリストとして、フィールドへの入力用キーワードのリストを表します。ダイアログリストフィールドは、宛先ダイアログ、ビューダイアログ、アクセス制御リストから選択肢のリストも表示可能なキーワードフィールドです。

mimepart

MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions) 形式のデータを保持するフィールドです。Notes リッチテキストデータからなるメールメッセージは、まず MIME に変換されてから、SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) を使用して Domino ディレクトリ以外のメールファイルを使用する受信者に向けて送信されます。

names

ユーザー名のリストを保持する計算結果フィールドまたは編集可能フィールドです。

number

数値フィールドです。

password

フィールドの内容を隠すためにアスタリスク (*) の文字列としてテキストの文字を表示するテキストフィールドです。これは、ユーザーがパスワードを入力するフィールドによく使用されます。

readers

フォームから作成された文書を読み込めるユーザーのリストを表します。

richtext

リッチテキストフィールドです。

richtextlite

ユーザーが限られた数のオブジェクトを貼り付けることができるリッチテキストフィールドです。使用できる要素の種類をリストするヘルプアイコンがこのフィールドの横に表示されます。

text

テキストフィールドです。

timezone

使用できる世界中のタイムゾーンのドロップダウンリストを表示するフィールドです。