@DbName (式言語)

現在の Domino サーバーとデータベースの名前を返します。

構文

@DbName

戻り値

server ; path

次の 2 つの要素を持つ文字列リストです。

使用法

列式で @DbName を使用する場合は、注意が必要です。ビューを作成した後で、ファイルディレクトリ内でデータベースを移動したためにパスが変更された場合は、この関数で更新されたデータベース情報が表示されるようにするにはビューの再構築 ([Ctrl]+[Shift]+[F9]) を行う必要があります。

  1. 次の例では、現在の文書がユーザー自身のコンピュータのデータディレクトリに保存されている [PERSONAL] データベースにある場合、";PERSONAL.NSF" が返されます。
    @DbName
  2. 次の例では、現在の文書が SALES1 サーバーの ADMIN ディレクトリにある STATUS.NSF という Domino データベースにある場合、"SALES1;ADMIN¥STATUS.NSF" が返されます。データベースがサーバーのルートディレクトリに保存されているとき (すなわち、サブディレクトリには保存されていないとき) は、"SALES1;STATUS.NSF" が返されます。 次の例のように @DbName と @Subset を組み合わせることによって、返されるリストからファイル名だけを取り出すことができます。
    @DbName
  3. 次の例では、ファイル名 "STATUS.NSF" だけが返されます。ファイル名は返されるリストの最後の要素だからです。
    @Subset(@DbName;-1)
  4. 次の例では、データベースのパスだけが返されます。ファイル名は返されません。例えば、現在のデータベースが SENSES¥SOUNDS¥SIGH.NSF の場合は、"SENSES¥SOUNDS" が返されます。
    @LeftBack(@Subset(@DbName;-1);"¥¥")
  5. 次の例では、現在のデータベースのサーバー、パス、ファイル名が表示されます。このとき、サーバーの階層名の代わりに共通名が使用されます。
    database := @Subset(@DbName; -1);
    server := @Name([CN]; @Subset(@DbName; 1));
    @Prompt([OK]; "Database name"; @Implode(server) + " " + @Implode(database))

クロスリファレンス

LotusScript® NotesDatabase クラスの FileName プロパティ

LotusScript NotesDatabase クラスの FilePath プロパティ

LotusScript NotesDatabase クラスの Server プロパティ

Java™ Database クラスの FileName プロパティ

Java Database クラスの FilePath プロパティ

Java Database クラスの Server プロパティ