手順
- Domino® Designer で、照会ビューを作成するデータベースを開きます。
- [作成] - [設計] - [ビュー] を選択します。
- [ビューの作成] ダイアログボックスで、次の情報を入力します。
フィールド
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アクション
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ビュー名
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このビューの名前を入力します。
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ビューの種類
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次のいずれかを選択します。
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ビューを作成する場所の指定
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ビューのリストで最上位レベルにこのビューを表示させる場合は、このフィールドの項目は何も選択しないでください。それ以外の場合は、新規ビューの表示元にしたいビューの名前をクリックします。
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コピーするスタイル
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このオプションをクリックし、次の操作を実行します。
- 別のビューのスタイルをコピーしたくない場合は [- なし -] をクリックします。
- コピーしたいスタイルのビューをクリックします。
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検索条件の選択
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[SQL クエリーの使用] を有効にします。このオプションを選択した場合は、[ビューの種類] が前述の 4 つのオプションに限定されるので注意してください。
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- [クエリーウィンドウ] をクリックします。[SQL クエリー式の編集] ダイアログボックスに SQL 照会を入力します。この照会は、必ず引用符で囲んでください。以下に例を示します。
"Select * from acmedb1.dav1"
ここで、acmedb1 は DB2® テーブル/ビューのスキーマ名、dav1 は照会する情報が含まれている DAV の名前を表しています。
注: DB2 から照会のスキーマ名 (通常は DB2 対応 Notes® データベースのファイル名と同じ) を判別できます。それには、Domino カタログから nsfschema を選択して照会を発行します。ここで、filepath = 'myfile.nsf' (Notes データベースの名前を myfile.nsf に代入) となります。このファイル名はデータディレクトリの相対パスです。ユーザーには、カタログに対する読み取りアクセス権が必要です。
DB2 対応 Notes データベースを削除し、同じ名前で新しいデータベースを作成すると、Domino では可能な限り同じスキーマ名が再使用されます。ただし、これが不可能な場合は、スキーマ名に番号が付加されることがあります。例えば、acme.nsf を削除して新しい acme.nsf を作成した場合、DB2 における新しいデータベースの DAV の完全修飾名が acme.dav から acme2.dav に変更されることがあります。
新しい @関数の @DB2Schema を照会ビューの SQL 照会で使用すると、実際に使用されている DB2 スキーマ名が正確にわかります。この関数の詳細については、トピック「@DB2Schema」を参照してください。
- オプション: [関数] をクリックし、照会にコピーおよび貼り付けできる関数のリストを取得します。
- 完了したら、[完了] をクリックします。
- [カスタマイズ] をクリックします。[Designer View] 作業ウィンドウが開きます。ここから、ビューのカスタマイズを続けることができます。
タスクの結果
注: [ビューのプロパティ] で、SQL 照会によって返される行の最大数を指定できます。ただし、サーバーレベルでは管理者によって設定された行制限もあるため、照会ビューを設定する前にこの制限を確認してください。サーバーで設定された制限を超えなければ、設計者は [ビューのプロパティ] でさらに行制限を設定できます。デフォルトの制限は 500 行です。
注: 禁止された Notes フィールド名特性 (数字で始まる列など) を持つ DB2 列名は、照会の実行時にレポートされます。この場合は、次のような Designer エラーダイアログが表示されます。
フィールド名は半角の英字または半角の記号 (_、$、.) で始めてください。2 文字目からは、半角の英字 (A-Z)、半角の数字 (0-9) と記号 (_、$、.) を指定することができます。
コンソールには次のようなレポートが表示されます。
05/02/2005 10:25:57 AM Invalid field name: 1
また、#UNID フィールドや #MODIFIED フィールドは作成されませんが、このような場合は無効なフィールド名についての警告が返されません。
これらの無効な列によって返される値を使用したい場合は、照会ビューの SQL 式で AS 構文を使用して、列名を変更してください。