数値フィールドは、数値と通貨データに使用します。
数値フィールドの値を数値だけに制限できます。また、フォーム上で数値がどのように表示されるかを定義できます。例えば、[予算] フォーム上の [月合計] フィールドは、次の式中のフィールドの値を合計して全体の予算を求めるために使用します。
Advertising + Entertainment + Miscellaneous + Overhead + Salaries + Travel
ユーザーが数値フィールドの値を変更できないようにしたい場合は、[フィールドのプロパティ] インフォボックスで [計算結果] オプションを選択します。前述の例では、[月合計] フィールドは計算結果であるため、ユーザーは値を編集できません。
計算に使用するフィールドにはデフォルト値を設定する必要があります。デフォルト値を設定しなかった場合、「演算子または@関数のデータの種類が不適切です。テキストでなければいけません」というメッセージが表示されます。
[フィールドのプロパティ] インフォボックスの [制御] タブでは、ユーザー指定のカスタム設定に応じたフォーマットをフィールドで表示するかどうか、ユーザーのワークステーションのデフォルト設定をフィールドで使用するかどうかを指定することができます。
[制御] タブで、次の中から数値のフォーマットを選択します。
Domino® Designer では、以下の数値形式が認識されます。
タイプ |
フォーマット |
---|---|
整数 |
123, -123 |
10 進法小数部 |
1.23, 0.12, -.12 |
指数表記 |
1.23E2, -1.23E12 |
通貨 |
$2.50, ($600.09) |
Domino では、2.225E-308 から 1.798E308 までの数値を 14 桁の精度で格納できます。
数値フィールドの種類として通貨を選択するには、[フィールドのプロパティ] インフォボックスの [制御] タブで [通貨] チェックボックスをオンにします。通貨の場合、複数の通貨形式を表示するために複数のフィールドを使用することがあるため、フィールドレベルで設定を適用できます。
ユーザープリファレンスで定義した通貨を使用する場合は、[ユーザープリファレンス] で [ユーザー設定] を選択します。カスタム通貨を定義する場合は、[ユーザープリファレンス] で [カスタム] を選択します。
[ユーザープリファレンス] で [カスタム] を選択した場合は、[制御] タブの [通貨のシンボル] にオプションが追加されます。通貨記号は、広範なプルダウンリストからも選択できます。[カスタム] チェックボックスをオンにすると、選択した通貨 (別の通貨記号も選択可) がその隣にある 1 番目のボックスに表示され、その通貨に対応する国別コードが 2 番目のボックスに表示されます。その後、国別コードは修正できます。例えば、ドル記号 ($) はカナダ、ジャマイカ、アメリカなど複数の国で通貨記号として使用されていて、それぞれの国でその値が異なります。そのため、場合によっては選択した通貨記号に対応する国別コードに変更する必要があります。国と ISO 準拠の国別コードの一覧については、http://www.chemie.fu-berlin.de/diverse/doc/ISO_3166.html を参照してください。
必要な通貨記号がリストにない場合は、通貨記号を表す ASCII 文字を貼り付け、プルダウンリストから対応する国別コードを選択すると、カスタム通貨記号を作成することができます。