第 8 章 LCSession クラス
この章では、LCSession クラスのメソッドおよびプロパティについて説明します。
LCSession クラスの概要
LCSession クラスは、現在のスクリプトの Lotus Connector 環境を表します。このクラスを使用して、使用可能な Connector や Metaconnector、ならびに現在のエラーステータスにアクセスできます。ステータスプロパティおよびメソッドは、エラー処理コードを記述する場合やエラーをテキストメッセージで通知する場合に役立ちます。
LCSession クラスのプロパティの要約
すべてのセッションには、一連のプロパティがあらかじめ定義されており、値の割り当ておよび取り出しが可能です。すべてのプロパティは、整数値 (プロパティトークン) と名前の両方で表されます。
LCSession クラスのメソッドの要約
このセクションでは、DECS (Domino® 基幹連携サービス) および LEI (IBM® Lotus Enterprise Integrator®) のどちらのユーザーでも使用できるメソッドの一覧を示します。
LCSession の New メソッド
LCSession オブジェクトのコンストラクタメソッドです。
LCSession の ClearStatus メソッド
このメソッドは、エラー発生後に LCSession のステータスをリセットまたはクリアします。
LCSession の GetStatus メソッド
このメソッドは、セッションの現在のステータス値を取り出します。
LCSession の GetStatusText メソッド
このメソッドは、LCStatus コードに対応するメッセージテキストを返します。
LCSession の ListConnector メソッド
このメソッドは、LC LSX (LotusScript® Extensions) がインストールされているシステムで有効な Connector のリストを返します。
LCSession の ListMetaconnector メソッド
このメソッドは、Lotus Connector がインストールされているシステムで有効なすべての Metaconnector のリストを返します。Metaconnector は、実際のデータソースとプログラムの間に機能のレイヤーを追加するもので、これによってレコードを読み取るときにソートしたり、アクセスを自動的に計測したりできます。返される Metaconnector の詳細については、『Lotus Connector 接続ガイド』を参照してください。
LCSession の LookupConnector メソッド
このメソッドは、Connector の名前を検索して存在するかどうかを調べ、その Connector の情報を返します。Metaconnector は、実際のデータソースとプログラムの間に機能のレイヤーを追加するもので、これによってレコードを読み取るときにソートしたり、アクセスを自動的に追跡したりできます。返される Metaconnector の詳細については、『Lotus Connector 接続ガイド』を参照してください。
LCSession の LookupMetaConnector メソッド
このメソッドは、Metaconnector の名前を検索して存在するかどうかを調べ、その Metaconnector の情報を返します。Metaconnector は、実際のデータソースとプログラムの間に機能のレイヤーを追加するもので、これによってレコードを読み取るときにソートしたり、アクセスを自動的に追跡したりできます。返される Metaconnector の詳細については、『Lotus Connector 接続ガイド』を参照してください。
LCSession の Sleep メソッド
このメソッドは、指定した期間、スクリプトの実行を強制的にスリープさせます。
親トピック:
LSX for Lotus Connectors