LCSession クラスのプロパティの要約

すべてのセッションには、一連のプロパティがあらかじめ定義されており、値の割り当ておよび取り出しが可能です。すべてのプロパティは、整数値 (プロパティトークン) と名前の両方で表されます。

プロパティ

説明

LCSession.Status

LCSession のステータス。0、つまり LCSUCCESS はエラーが発生していないことを示します。0 以外の値 (LCFAIL_XXX 定数で表す) は、エラー状態であることを示します。

LCSession.ConnectionPooling

Boolean 型。FALSE (デフォルト) に設定した場合は、その後に作成されたコネクションはコネクションオブジェクトが破棄されたときにプールされません。このプロパティを TRUE に設定すると、コネクションプーリングが有効になります。コネクションプーリングの詳細については、本書の「概要」を参照してください。

LEI を使用する場合は、この他に以下の定義済みプロパティを使用できます。詳しくは、付録 E を参照してください。

プロパティ

名前

説明

LCTOKEN_NAME

"Name"

String 型。セッション名です。

LCTOKEN_EVENT_ERROR

"EventError"

Long。イベントとして扱うエラーコード (LCFAIL_XXX 定数) です。このエラーが生成されても、情報イベントとして扱われます。このプロパティをクリアするには、LCSUCCESS を設定します。

LCTOKEN_TEXT_FORMAT

"TextFormat"

Connector と外部システムの間でやり取りするテキストデータ用のストリーム形式を表す定数。通常は読み込み専用です。

LCTOKEN_CHARACTER_SET

"CharacterSet"

String 型。Lotus® Connector のキャラクタセットを示すインジケータ

LCTOKEN_IGNORE_ERROR

"IgnoreError"

Long。無視するエラーコード (LCFAIL_XXX 定数) です。このエラーが発生しても、無視されます。このプロパティをクリアするには、LCSUCCESS を設定します。

セッションプロパティには、名前によってアクセスすることもできます。例えば、スクリプトの次の行は、スクリプト型エージェントのセッション名を取り出します。

myName$ = session.Name
注: DECS (Domino 基幹連携サービス) を使用する場合は、上記の方法でプロパティトークンにアクセスすることもできます。