LCSession の ListMetaconnector メソッド

このメソッドは、Lotus® Connector がインストールされているシステムで有効なすべての Metaconnector のリストを返します。Metaconnector は、実際のデータソースとプログラムの間に機能のレイヤーを追加するもので、これによってレコードを読み取るときにソートしたり、アクセスを自動的に計測したりできます。返される Metaconnector の詳細については、『Lotus Connector 接続ガイド』を参照してください。

定義位置

LCSession

構文

Call thisSession. ListMetaConnector (list, metaconnectorName, connectorCode, identifyFlagList, identifyNameList)

パラメータ

値	説明
list	Long。最初のプロパティと次のプロパティのどちらを返すかを示す定数です。
	LCLIST_FIRST -- プロパティリスト内の最初のプロパティを返します。
	LCLIST_NEXT -- 次のプロパティを返します。このコネクションに対する最初の呼び出しの場合は、最初のプロパティを返します。
metaconnectorName	String、出力 (オプション)。Metaconnector の名前です。
connectorCode	String、出力 (オプション)。この Metaconnector のコードです。
identifyFlagList	LCStream、出力 (オプション)。identifyFlagList は、数値リスト形式のストリーム (LCSTREAMFMT_NUMBER_LIST) に設定されます。この内容は、Connector の一連のフラグです。必要に応じて、LCStream の NumberListGetValue メソッドを使用して個々のフラグの値を取り出します。どのフラグを取り出すかは、数値リストのインデックスによって指定します。特定のフラグセットを表す以下の定数を使用します。
	LCIDFLAG_INDEX_CONNECTOR -- Connector のフラグ LCIDENTIFYF_XXX の集合です。
	LCIDFLAG_INDEX_ACTION -- LCConnection.Action メソッドでサポートされているアクション LCACTIDENTF_XXX の集合です。
	LCIDFLAG_INDEX_OBJECT_CATALOG -- LCConnection.Catalog メソッドで使用可能なオブジェクト LCOBJIDENTF_XXX の集合です。
	LCIDFLAG_INDEX_OBJECT_CREATE -- LCConnection.Catalog メソッドで使用可能なオブジェクト LCOBJIDENTF_XXX の集合です。
	LCIDFLAG_INDEX_OBJECT_DROP -- LCConnection.Catalog メソッドで使用可能なオブジェクト LCOBJIDENTF_XXX の集合です。
	有効なフラグ値を以下に示します。各フラグセットは、対応する 0 個以上のフラグの論理和で構成されます。
	サポートされている Connector のフラグ
	LCIDENTIFYF_SINGLE_THREAD -- Connector はスレッドセーフではありません。スレッド化による問題を回避するために、この Connector へのアクセスは LC LSX (IBM® Lotus Connector LotusScript® Extensions) によって適切にシリアライズされます。
	LCIDENTIFYF_ARRAY_READ -- 配列読み取り (Fetch メソッドで RecordCount > 1 の場合に効率的) がサポートされます。
	LCIDENTIFYF_ARRAY_WRITE -- 配列書き出し (Insert メソッド、Update メソッド、および Remove メソッドで RecordCount > 1 の場合に効率的) がサポートされます。
	LCIDENTIFYF_SINGLE_METADATA -- すべてのデータを単一のメタデータによって表します。例えば、Lotus Connector for Files のメタデータ記述は 1 つだけです。
	LCIDENTIFYF_WRITEBACK -- ライトバック機能を使用できます。
	LCIDENTIFYF_SCROLLING -- 結果セットをスクロールできます (現在この機能をサポートする Connector はありません)。
	LCIDENTIFYF_MULTI_VALUE -- 複数の値を持つ型 (テキストリスト、数値リスト、および日時リストの形式のバイナリストリーム) が外部システムで完全にサポートされます。
	LCIDENTIFYF_MULTI_DIMENSION -- 多次元の結果セットがサポートされます (ネストされたフィールドリスト)。
	LCIDENTIFYF_SQL -- SQL の構文はバックエンドでサポートされるものです。
	LCIDENTIFYF_SRVDB_CAT_CONNECT -- サーバーおよびデータベースを参照するにはデータベースコネクションが必要です。
	LCIDENTIFYF_DISABLE_WRITEBACK -- (Metaconnector のみ) この Metaconnector を使用するときは、結果セットをライトバックすることはできません。
	サポートされているアクションのフラグ
	LCACTIDENTF_RESET -- リセットアクションがサポートされます。
	LCACTIDENTF_RESET -- 切り捨てアクションがサポートされます。
	LCACTIDENTF_COMMIT -- コミットアクションがサポートされます。
	LCACTIDENTF_ROLLBACK -- ロールバックアクションがサポートされます。
	LCACTIDENTF_CLEAR -- クリアアクションがサポートされます。
	LCACTIDENTF_WAIT -- 待機アクションがサポートされます。
	サポートされているオブジェクトのフラグ
	LCOBJIDENTF_SERVER -- メソッドでサーバーオブジェクトを使用できます。
	LCOBJIDENTF_DATABASE -- メソッドでデータベースオブジェクトを使用できます。
	LCOBJIDENTF_METADATA -- メソッドでメタデータオブジェクトを使用できます。
	LCOBJIDENTF_PROCEDURE -- メソッドでプロシージャオブジェクトを使用できます。
	LCOBJIDENTF_INDEX -- メソッドで索引オブジェクトを使用できます。
	LCOBJIDENTF_FIELD -- メソッドでフィールドオブジェクトを使用できます。
	LCOBJIDENTF_PARAMETER -- メソッドでパラメータオブジェクトを使用できます。
	LCOBJIDENTF_ALT_METADATA -- メソッドで代替メタデータオブジェクトを使用できます。
	LCOBJIDENTF_ALT_FIELD -- メソッドで代替メタデータフィールドオブジェクトを使用できます。
identifyNameList	LCStream、出力 (オプション)。identifyNameList は、テキストリスト形式のストリーム (LCSTREAMFMT_TEXT_LIST) に設定されます。この内容は、Connector の外部システムで使用される一連の名前です。Connector ごとにオプションの表示をカスタマイズできます。例えば、メタデータを、Notes の場合はフォーム、DB2® の場合はテーブルと呼ぶこともできます。必要に応じて、LCStream の TextListGetValue メソッドを使用して個々の名前を取り出します。どの名前を取り出すかは、テキストリストのインデックスによって指定します。特定の名前を表す以下の定数を使用します (デフォルトは Nothing)。
	LCIDNAME_INDEX_SERVER -- この外部システムでのサーバーオブジェクトの名前。
	LCIDNAME_INDEX_DATABASE -- この外部システムでのデータベースオブジェクトの名前。
	LCIDNAME_INDEX_USERID -- この外部システムでのユーザー ID オブジェクトの名前。
	LCIDNAME_INDEX_PASSWORD -- この外部システムでのパスワードオブジェクトの名前。
	LCIDNAME_INDEX_METADATA -- この外部システムでのメタデータオブジェクトの名前。
	LCIDNAME_INDEX_PROCEDURE -- この外部システムでのプロシージャオブジェクトの名前。
	LCIDNAME_INDEX_INDEX -- この外部システムでの索引オブジェクトの名前。
	LCIDNAME_INDEX_FIELD -- この外部システムでのメタデータフィールドの名前。
	LCIDNAME_INDEX_PARAMETER -- この外部システムでのプロシージャパラメータの名前。
	LCIDNAME_INDEX_ALT_METADATA -- この外部システムでの代替メタデータオブジェクトの名前。
	LCIDNAME_INDEX_ALT_FIELD -- この外部システムでの代替メタデータフィールドの名前。

例

Option Public
Uselsx  "*lsxlc" 
Sub Initialize
  Dim session As New LCSession
  Dim conName As String
  Dim text As String
  REM List the connectors available.
  REM The parameters for connector code, identity flags, and
  REM identity names are optional and omitted in this example.
  Call session.ListMetaConnector(LCLIST_FIRST, conName)
  text = conName
  While session.ListMetaConnector(LCLIST_NEXT, conName)
    text = text + ", " + conName
  Wend
  Print "The usable metaconnector(s) are " & text & "."
End Sub

出力例

The usable metaconnector(s) are broker, collexp, meter, order, tcc, trace.