スクリプト記述のコンテキストは、イベントハンドラと式です。
スクリプト記述言語は、シンプルアクションと式言語 (EL) が補完された JavaScript です。
イベントハンドラは、ボタンのクリックや、編集ボックスのフォーカスの解除などのユーザーイベントに応答します。
- イベントハンドラは、JavaScript、シンプルアクション、シンプルアクショングループとして指定できます。 シンプルアクションとは、ページを開くことや返答文書の作成など、事前にプログラミングされているアクティビティのことです。
- シンプルアクショングループは、順番に実行される複数のシンプルアクションで構成されます。 このグループは条件に基づいて実行できます。 複数のグループを指定できます。 スクリプトを実行するためのシンプルアクションが用意されているため、実質的にスクリプトをグループ化できます。
- 同じイベントに対して、クライアントとサーバーの両方でイベントハンドラを指定できます。 クライアントハンドラは、サービス要求がサーバーに送信される前に実行されます。 サーバーハンドラは、要求を受信したときに実行されます。 クライアントハンドラは、false を返すことにより、それ以降のイベント処理を随時停止して、サービス要求をブロックできます。
式は、コントロールとプロパティの値を以下のように指定します。
- 式は、JavaScript または式言語 (EL) として指定できます。
- XPages での EL の推奨される用途は、データソース内の項目をコントロールへバインドすることです。 これは、ドロップダウンメニューを使用してデータをバインドするときに XPages の UI で実行される動作です。 例えば、EL 式 document1.subject は、単純なデータバインディングで [データソース] に対して document1 を指定し、[バインド先] に対して subject を指定するのと同じです。
- 式は、XPage が最初に読み込まれたときにサーバー上で 1 回実行されるか、XPage が要求をサーバーに送信するたびにサーバー上で動的に実行されます。
デフォルトは後者です。
- 実行時に適用される値は、JavaScript スクリプトの戻り値か、EL 式の評価結果です。