データソースの定義

XPage には、Domino® フォームと ビューに基づくデータソースを入れることができます。

フォームとビューが既に存在している必要があります。 説明と手順については、『Domino Designer Basic 版 ユーザーガイドおよびリファレンス』を 参照してください。

以下の XPage では 2 つのデータソースを定義しています。1 つは main という名前の 既存のフォームであり、もう 1 つは main という名前の 既存のビューです。 var プロパティは、XPage 上の データソースにアクセスするための ID を割り当てます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<xp:view xmlns:xp="http://www.ibm.com/xsp/core">
	<xp:this.data>
		<xp:dominoDocument var="document1" formName="main"></xp:dominoDocument>
		<xp:dominoView var="view1" viewName="main"></xp:dominoView>
	</xp:this.data>
</xp:view>

データソースの説明と 追加の例については、data - データソース を参照してください。

設計モードでのデータソースの定義

XPage インターフェースは、 データソースを定義するための以下の手段を提供します。

フォームベースのデータソース

フォームベースのデータソースは、 コアコントロール (編集ボックスなど) をデータの項目にバインドするために、 それらのコントロールによって使用されます。 コントロールに フォーカスした状態で、[プロパティ] の 下にある [データ] タブをクリックし、 データソースを指定するか新規に定義してください。 バインド処理の詳細については、データ要素のバインド を参照してください。
デフォルトでは、XPage の保存時に データソースが以下のように新しい文書を作成します。
<xp:dominoDocument var="document1" formName="main"></xp:dominoDocument>
データソースで既存の文書を置き換えるには、 以下のように action プロパティを指定する必要があります。
<xp:dominoDocument var="document1" formName="main" action="editDocument"></xp:dominoDocument>

ビューベースのデータソース

ビューベースのデータソースはビューコントロールによって 使用されます。
データパレット上の 既存のビューが列を表示します。 1 つ以上の列を選択して XPage にドラッグすると、 それらの列を含む新しいビューコントロールが作成されます。 この例では、 設計者が 2 つの列を view2 から XPage に ドラッグしています。
<xp:this.data>
	<xp:dominoView var="view2" viewName="main"></xp:dominoView>
</xp:this.data>
<xp:viewPanel value="#{view2}" id="viewPanel2">
	<xp:this.facets>
		<xp:pager partialRefresh="true" layout="Previous Group Next"
			xp:key="headerPager" id="pager2">
		</xp:pager>
	</xp:this.facets>
	<xp:viewColumn columnName="subject" id="viewColumn3">
		<xp:this.facets>
			<xp:viewColumnHeader value="Subject" xp:key="header"
				id="viewColumnHeader3">
			</xp:viewColumnHeader>
		</xp:this.facets>
	</xp:viewColumn>
	<xp:viewColumn columnName="$1" id="viewColumn4">
		<xp:this.facets>
			<xp:viewColumnHeader value="Last modified"
				xp:key="header" id="viewColumnHeader4">
			</xp:viewColumnHeader>
		</xp:this.facets>
	</xp:viewColumn>
</xp:viewPanel>
ビューコントロールは、 コントロールパレット ([ウィンドウ] > [Eclipse ビューの 表示] > [コントロール]) から ドラッグすることで作成できます。 この場合は、 作成ダイアログで Domino ビューを指定しています。 それにより、dominoView の定義が viewPanel の定義の 一部になります。
<xp:viewPanel rows="30" id="viewPanel1">
	<xp:this.facets>
	 <xp:pager partialRefresh="true" layout="Previous Group Next"
			xp:key="headerPager" id="pager1">
		</xp:pager>
	</xp:this.facets>
	<xp:this.data>
		<xp:dominoView var="view1" viewName="main"></xp:dominoView>
	</xp:this.data>
	<xp:viewColumn columnName="subject" id="viewColumn1"
		<xp:viewColumnHeader value="subject"
			id="viewColumnHeader1">
		</xp:viewColumnHeader>
	</xp:viewColumn>
	<xp:viewColumn columnName="$1" id="viewColumn2">
		<xp:viewColumnHeader value="last modified"
			id="viewColumnHeader2">
		</xp:viewColumnHeader>
	</xp:viewColumn>
</xp:viewPanel>

ビューの列は変更できます。 列をフォーカスして [データ] タブを選択します。 バインディングまたは表示形式を変更できます。 IBM Domino ビューの列にバインドするのではなく、 列の値を計算できます。 また、要素をデータパレットから列にドラッグすることで、 列を再定義することもできます。

列を追加するには、 ビューコントロールを右クリックして [列の 挿入] または [列の追加] を 指定します。 新しい列の内容を指定するには、 データパレットからドラッグするか、[データ] タブの ドロップダウンメニューで選択します。

ビュー内のすべての列は、 ビューソースが同じでなければなりません。