LotusScript のデータ型の概要

LotusScript® では、次のスカラー (数値と文字列) データ型が認識されます。

データ型

値の範囲

サイズ

Boolean

0 (False) または -1 (True)

2 バイト

Byte

符号なしの短精度整数

0~255

1 バイト

Integer

符号付きの短精度整数

-32,768~32,767

2 バイト

Long

符号付きの長精度整数

-2,147,483,648~2,147,483,647

4 バイト

Single

単精度浮動小数点

-3.402823E+38~3.402823E+38

4 バイト

Double

倍精度浮動小数点

-1.7976931348623158E+308~1.7976931348623158E+308

8 バイト

Currency

固定小数点整数 (小数点以下 4 桁)

-922,337,203,685,477.5807~922,337,203,685,477.5807

8 バイト

String

利用できるメモリによって決まります。

2 バイト/文字

LotusScript では、次のデータ型とデータ構造体もサポートされています。

データ型または構造体

説明

サイズ

Array

同じデータ型を持つ要素の集合です。配列は、サブスクリプトの範囲が -32,768 から 32,767 までの 8 次元まで構成できます。

使用可能なメモリ量によって制限される、ダイナミックまたはグローバル (パブリック) 配列

List

要素が同じデータ型を持ち、サブスクリプトではなく名前で参照される 1 次元の集合です。

利用できるメモリによって決まります。

Variant

任意のスカラー値、配列、リスト、またはオブジェクト参照の値を含むことのできる特殊なデータ型です。Variant 型は論理値と日付/時刻の値を保持することもできます。

16 バイト

ユーザー定義のデータ型

種々のデータ型の要素の集合です。Pascal のレコードまたは C の構造体に相当します。

64KB まで

ユーザー定義クラス

種々のデータ型で、それらを操作するプロシージャを伴う要素の集合です。

 

オブジェクト参照

OLE オートメーションオブジェクト、製品定義のクラスやユーザー定義のクラスのインスタンスへのポインタ、または Java™ オブジェクトへのオブジェクト参照です。

4 バイト

言語とスクリプトの制限についての詳細は、付録 A を参照してください。