String データ型 (LotusScript 言語)

LotusScript® を起動した IBM® ソフトウェアアプリケーションの文字セットを使用して、テキスト文字列を格納するための変数を指定します。すべての文字列は内部的には Unicode 文字として格納されます。文字列は、入出力操作中にプラットフォーム固有の文字と Unicode 文字の間で変換されます。

使用法

暗黙的なデータ型宣言を示す String 型の接尾辞はドル記号 ($) です。

文字列変数の宣言には次の構文を使用します。

Dim varName As String [* num]

オプションの num 引数は、varNamenum 文字の固定長の文字列変数となるよう指定します。固定長の文字列変数は NULL 文字列に初期化されます (文字 Chr(0))。

文字列を固定長の文字列変数に代入する場合、宣言した変数の長さより文字列のほうが長ければ、それに合うように切り取られて格納されます。逆に、変数の長さに満たない文字列には空白が追加されます。

固定長の文字列は、ファイル入出力や C へのアクセスに使用するデータ構造体を宣言するときによく使用します。

暗黙的に宣言された String 型変数は、常に可変長の文字列変数になります。

可変長の文字列は、空の文字列 ("") に初期化されます。

LotusScript では、可変長の String 型データは 4 バイトの境界上で位置合わせされます。ユーザー定義のデータ型の場合は、変数を最上位の境界から最下位へと順に宣言すると、データ記憶域を最も効率的に使用できます。固定長文字列は境界上で位置合わせされません。