Print ステートメント (LotusScript 言語)

データを出力ウィンドウに表示します。

構文

Print [ exprList ]

要素

exprList

セミコロン、空白、またはカンマで区切られた式のリストです。

使用法

exprList を省略すると、Print は空白行を出力します。

Spc 関数と Tab 関数を使用してデータ項目の間に空白やタブを挿入できます。

Print ステートメントは exprList がセミコロンやカンマで終わっていない限り、exprList の最後に改行を追加し、強制的に改行します。

複数行の文字列 (縦線やカッコを使用して入力する文字列など) には、改行文字を表す "chr(10)" が挿入されます。Print を使用して文字列を表示すると、この改行文字がプラットフォーム固有の改行文字に変換されます。

注: 改行は、すべてのプラットフォームで chr(10) または chr(13) を意味するわけではありません。改行は、行の終端を示すために使用される文字または文字列です。この文字は、Chr(10) や Chr(13) の場合もあれば、それ以外の場合もあります。これは、改行の実際の値がプラットフォームに依存するためです。

exprList に記述したデータ項目が Print ステートメントによってどう取り扱われるかを、次の表に示します。

データ項目

Print ステートメントの動作

variable

変数の値を出力します。

string

文字列を出力します。

日付/時刻値

オペレーティングシステムの短い日付と時刻の形式で日付を出力します。日付部分や時刻部分を省略すると、指定した部分だけが出力されます。

値が EMPTY の Variant 型

空の文字列 ("") を表示します。

NULL 値の Variant 型

「#NULL#」という文字列を表示します。

次の表には Print ステートメントにおけるセミコロンとカンマの効果を示します。

区切り文字

Print ステートメントの動作

exprList 内のセミコロンや空白

次のデータ項目が、直前のデータ項目との間に空白を空けずに出力されます。

exprList の最後のセミコロン

次の Print ステートメントは同じ行から出力を開始し、空白や改行文字は挿入されません。

exprList 内のカンマ

次のデータ項目は次のタブストップの先頭から出力されます。タブストップは 14 文字ごとです。

exprList の最後のカンマ

次の Print ステートメントは同じ行の次のタブストップの先頭から出力を開始します。タブストップは 14 文字ごとです。

Notes を使用している場合、Print ステートメントは次の出力先に出力します。

Web から出力要求された場合は、Print ステートメントは要求元にリダイレクトされます