データを区切り文字で区切って、シーケンシャルテキストファイルに書き込みます。
Write # fileNumber [ , exprList ]
# fileNumber
ファイルを開いたときに割り当てられるファイル番号です。シャープ記号 (#) とファイル番号の両方が必要です。
exprList
オプション。ファイルに書き込む String 型の式や数式をカンマで区切ったリストです。
exprList を省略すると、Write # は空の行をファイルに書き込みます。
exprList には、配列、リスト、型変数、オブジェクトを指定できません。exprList には、個々の配列要素、リスト要素、型のメンバを指定できます。
Write # は、Output や Append 属性で開いたファイルにだけ使用できます。
Write # で書き込まれたデータを読み込むには、Input # ステートメントを使用します。
Write # は、Width # ステートメントで設定されたファイルの幅を無視します。出力するデータ項目はカンマで区切られて、最後に改行文字が加えられます。
複数行の文字列 (縦線やカッコを使用して入力する文字列など) には、改行文字を表す「chr(10)」が挿入されます。文字列をファイルに出力 (Print) すると、この改行文字がプラットフォーム固有の改行文字に変換されます。文字列をファイルに書き込む (Write) 場合は、変換が行われません。
次の表は、Write # ステートメントが exprList に指定したデータ型によってどのように動作するかをまとめたものです。
データ型 |
Write # ステートメントの動作 |
---|---|
数値 |
先頭と末尾の空白を取り除きます。 |
文字列 |
すべての文字列を二重引用符で囲みます。固定長文字列は、必要に応じて空白で埋めます。 |
DataType 7 (Date/Time) の Variant 型 |
次のいずれかの日付形式を使用します。 #yyyy-mm-dd hh:mm:ss# #yyyy-mm-dd# #hh:mm:ss# 日付部分か時刻部分が省略されていると、与えられた部分のみをファイルに書き込みます。 |
値が EMPTY の Variant 型 |
カンマ以外は何もデータを書き込みません。その変数が行の最後の項目である場合は、カンマを省略します。 |
値が NULL の Variant 型 |
文字列 NULL をファイルに書き込みます。 |