エージェントをイベントでトリガーする

このタスクについて

エージェントを作成したら、エージェントをイベントでトリガーするか、スケジュールでトリガーするかを選択する必要があります。エージェントをイベントでトリガーするには、以下の手順を実行します。

手順

  1. [エージェントのプロパティ] インフォボックスの [基本] タブで [イベント] をクリックします。
  2. 次の表の中のイベントのいずれかを選択します。

    エージェントをトリガーするイベント

    使用対象

    [アクション] メニューから選択されたときにトリガーする

    ユーザーが起動するエージェント、または WebQuerySave や WebQueryOpen などのエージェントが対象になります。

    エージェントのリストから選択されたときにトリガーする

    他のエージェントによって呼び出されるだけのエージェント、およびまだ開発中または Domino Designer から実行するエージェントが対象になります。

    新規メールを受信する前にトリガーします。

    メールデータベースに保管される前のメール処理が対象になります。例えば、受信メールをフォルダに移動する処理などです。

    このオプションを使用すると、エージェントはメッセージがデータベースに登録される前に実行されます。そのため、他のオプションの選択に注意が必要です。例えば、文書がデータベースに登録されるときには必ず未読マークが付けられるため、[文書を既読に] シンプルアクションは使用しないでください。

    このオプションは、データベースにつき 1 つのエージェントに限定されます。

    新規メールが届いた後でトリガーする

    返信、転送、ファイル保存など、受信メールの処理が対象になります。

    注: 新規メールがデータベースに配信されたときとエージェントのキャッシュが更新されたときに、このエージェントが実行されます。また、このタイプのエージェントは、前回以降の日付の [DeliveredDate] フィールドを含むすべての新規メールと変更文書に対して再度実行されます。同じ文書に対してエージェントを複数回実行しない場合は、フラグを使用して文書を処理するタイミングを指定します。

    文書がデータベースに着信したときは、その場でやり取りを行う関数や、現在の文書にとって外部データであるデータの読み込みや更新を行う関数は、無視されます。例えば、@DbColumn、@DbCommand、@DbLookup、@MailSend、@Prompt、@Command、@PostedCommand はいずれも無視されます。

    このオプションは同じデータベースの中で複数回使用できます。

    文書が作成または更新された後でトリガーする

    タスクが新規文書または変更された文書に基づいて実行されるワークフロータスクが対象になります。このトリガーは、実際にはエージェントマネージャが扱う定期エージェントであり、ローカルの Notes クライアントまたはサーバーで実行できます。

    [文書が作成または更新後] を選択した場合は、[設定の編集] ボタンが表示されます。このボタンをクリックすると、[スケジュール] ダイアログボックスが表示されます。ここで実行できる処理は、エージェントの開始日と終了日の設定、エージェントを週末に実行しないようにする指定、エージェントを実行するサーバーまたはローカルの Notes クライアントの選択です。 また、エージェントが使用可能になったときにサーバーが選択されるように指定できます。

    このエージェントを使用する遅延時間は 5 分から 30 分の間で、サーバーの負荷によって異なります。

    文書が解析されたときにトリガーする

    データベースに追加され、追加されるときに変更が必要な文書が対象になります。このイベントにはユーザーによるアクションが必要であり、バックグラウンドでは発生しません。

    文書が追加されたときに起動されるエージェントでは、@Command および @PostedCommand は使用できません。

    サーバーが起動されたときにトリガーする

    サーバー起動時にのみ呼び出され、それ以外には呼び出されることのないエージェントが対象になります。サーバー起動時だけでなく、サーバーの実行中にもエージェントを呼び出す必要がある場合は、[エージェントリストから手動で] トリガーを使用し、エージェントを呼び出すサーバーの起動時にトリガーされるエージェントを別個に作成します。

  3. [エージェントメニューから手動で選択] または [エージェントリストから手動で選択] を選択した場合は、[対象] リストから次のターゲットのいずれかを選択します。これらは、エージェントが実行される文書です。
    • データベースのすべての文書
    • 新規または変更されたすべての文書
    • ビューのすべての未読文書
    • ビューのすべての文書
    • 選択されたすべての文書
    • なし -- 特定の文書のセットと動作しないエージェントについては [なし] を選択します。例えば、ユーザーにメッセージを表示するエージェントがある場合は [なし] を選択します。また、[なし] を選択すると、@コマンドを使用できます。

タスクの結果

注: Domino® Designer 6 から、[対象] プルダウンリストのオプションに [@コマンド使用時に 1 回実行] がリストされなくなりました。([@コマンド使用時に 1 回実行] は多くの場合 Web エージェントを設定するために使用されました。)その代わりに、[なし] を選択します。