@Sum (式言語)

一連の数値または数値リストを加算します。

構文

@Sum( numbers )

パラメータ

numbers

数値または数値リスト。合計を求める数値または数値リストをすべて指定します。

戻り値

result

数値。数値リストのメンバーを含むすべての numbers の合計が返されます。

使用法

フィールドをパラメータとして指定する場合は、そのフィールドに数値が入力されていなければなりません。空の数値型フィールドは Null 文字列として解釈されます。

リスト連結の優先度が 1 番高いため、リスト要素が式の場合、その式がその要素だけに適用される場合は式をカッコで囲む必要があります。例えば、3 が負数で 4 がそうでない場合は、@Sum(1:2:-3:4) ではなく、@Sum(1:2:(-3):4) と記述します。

  1. 次の例では、3 が返されます。
    @Sum( 1 : 2 )
  2. 次の例では、11 が返されます。
    @Sum( (-1) : 2 ; (-10) : 20 )
  3. 次の例では、[numPersons] が数値型フィールドで、その内容が 5; 10; 15; 20 のときは、[Total] フィールドに 50 が設定されます。
    @SetField("Total";@Sum(numPersons))
  4. 次の例では、現在のデータベースの [Transactions] ビューを調べます。このビューの最初の列には各トランザクションの金額を示す数値が含まれています。この式では、トランザクションの数値を加算して、合計をデータベースの [result] フィールドに挿入します。
    FIELD result:=result;
    r:=@DbColumn("":""; ""; "Transactions"; 1 );
    @SetField( "result"; @Sum( r ) )
  5. 次の例では、ダイアログボックスにビューを表示します。ビューの最初の列には製品名、2 番目の列には価格が表示されています。ユーザーがダイアログボックスで製品を選択すると、選択した商品の合計価格が表示されます。
    amounts:=@PickList( [Custom]; @DbName ; "Products"; "Choose products"; "Please select the products you want to order"; 2 );
    total:=@Sum( @TextToNumber( amounts ) );
    @Prompt([Ok]; "Total"; "The total cost of these products is " + @Text(total))

クロスリファレンス

LotusScript® 言語の 加算演算子