@Round (式言語)

指定された数値を最も近い整数に四捨五入します。もう 1 つの数値が指定された場合は、その数値の位までを四捨五入で求めます。

構文

@Round( number ) @Round( number ; factor )

パラメータ

number

数値または数値リスト。四捨五入する数値を指定します。

factor

数値。オプション。使用する丸め係数です。例えば、factor に 10 を指定すると、@Round は一の位の数値を十の位 (10) に四捨五入します。factor を指定しない場合、number は最も近い整数に四捨五入されます。

戻り値

roundedNumber

数値。number を、指定した factor または最も近い整数に四捨五入した数値が返されます。number をリストで指定した場合は、リスト内の数値はそれぞれ指定した factor または最も近い整数に四捨五入されます。

使用法

数値リストを指定してこの関数を使用する場合は、リスト連結演算子が他のすべての演算子に優先します。

詳しくは「リスト連結演算子」を参照してください。

  1. 次の例では、2 が返されます。
    @Round(2.499)
  2. 次の例では、3 が返されます。
    @Round(2.5)
  3. 次の例では、2 が返されます。
    @Round(1.5)
  4. 次の例では、[NumberOfEmployees] というフィールドの数値が 12338 のとき、12340 が返されます。
    @Round(NumberOfEmployees;10)
  5. 次の例では、1:3:3:4 が返されます。
    @Round(1.333:2.897654:3.1:4)
  6. 次の例では、4510:45010:450010 が返されます。
    @Round(4505:45005:450005;10)
  7. 次の例では、指数形式の数値フィールドに 3.1430E+00 が返され、小数点以下 4 桁が表示されるように設定されます。
    @Round(3.142857; 0.001)

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