Org.W3C.DOM パッケージ
org.w3c.dom パッケージに対応したドキュメントは次の Java インターフェースを網羅しています。
org.w3c.dom.Attr
org.w3c.dom.CDATASection
org.w3c.dom.CharacterData
org.w3c.dom.Comment
org.w3c.dom.Document
org.w3c.dom.DocumentFragment
org.w3c.dom.DocumentType
org.w3c.dom.DOMException
org.w3c.dom.DOMImplementation
org.w3c.dom.Element
org.w3c.dom.Entity
org.w3c.dom.EntityReference
org.w3c.dom.NamedNodeMap
org.w3c.dom.Node
org.w3c.dom.NodeList
org.w3c.dom.Notation
org.w3c.dom.ProcessingInstruction
org.w3c.dom.Text
Attr (Org.W3C.DOM Package)
Node を継承します。Attr インターフェースは、Element オブジェクトの属性を表します。概してこれらの属性に有効な値は DTD (文書型定義) に定義されています。
CDATASection (Org.W3C.DOM Package)
拡張テキストです。CDATA セクションは、マークアップとして認識される文字列を含む、一連のテキストを区切るのに使用されます。CDATA セクションで区切り文字と認識される唯一の文字は「 ]]>」文字で、CDATA セクションの終わりを示します。CDATA セクションはネストできません。これは、すべての区切り文字で区切る必要のないように、XML の断片のようなデータを含めることが目的です。
CharacterData (Org.W3C.DOM Package)
Node を継承します。CharacterData インターフェースは、DOM の文字データにアクセスするための 属性とメソッドのセットで Node を拡張します。直接 CharacterData に 対応する DOM オブジェクトはありませんが、Text などは CharacterData から インターフェースを継承します。このインターフェースでは、オフセットが 0 から始まります。
Comment (Org.W3C.DOM Package)
CharacterData を継承します。コメントの内容を表します。例えば、開始タグ「」の間のすべての文字列になります。HTML ツールの中には完全な SGML コメント構造を採用しているものもありますが、これは XML の (実際には HTML の) コメントの定義であることに注意してください。
Document (Org.W3C.DOM Package)
Node を継承します。Document インターフェースは HTML または XML 文書全体を示します。概念上は文書ツリーのルートで文書データへの第一アクセスを提供します。
DocumentFragment (Org.W3C.DOM Package)
Node を継承します。DocumentFragment は 「単純」な (「最小限」の) Document オブジェクトです。このオブジェクトは文書ツリーの一部を抽出したり、新規の文書の一部を作成する必要がある場合に有用です。
DocumentType (Org.W3C.DOM Package)
Node を継承します。各 Document は、値が NULL または DocumentType オブジェクトである doctype 属性を持ちます。DOM Level 1 Core の DocumentType インターフェースは、文書のために定義されたエンティティのリストにインターフェースを提供します。
DOMException (Org.W3C.DOM Package)
RuntimeException を継承します。DOM 処理では「例外的な」場合にのみ例外を発生します。例えば、ロジックの問題、データ喪失の問題、実装が不安定なために処理の実行が不可能な場合などです。一般的に通常の処理状況では、DOM メソッドは指定したエラー値を返します。例えば NodeList 使用時の越境 (out-of-bound) エラーなどです。
DOMImplementation (Org.W3C.DOM Package)
どのドキュメントオブジェクトモデルのインスタンスからも独立した処理を行うためのメソッドを提供する DOMImplementation インターフェースです。
Element (Org.W3C.DOM Package)
Node を継承します。作成者が文書を処理するときに参照する (Text を除く) ほとんどのオブジェクトは、Element ノードです。例えば次のような XML 文書を想定してみます。
Entity (Org.W3C.DOM Package)
Node を継承します。このインターフェースは、XML 文書の 解析対象と解析対象外の両方のエンティティを表します。このモデルは Entity そのものを示していて、Entity の宣言を示すものではありません。Node から 継承される nodeName 属性はエンティティの名前を 含んでいます。
EntityReference (Org.W3C.DOM Package)
Node を継承します。エンティティ参照がソース文書にある場合、あるいはエンティティ参照を挿入する場合には、EntityReference オブジェクトを構造モデルに挿入できます。文字参照と定義済みエンティティへの参照は、文字列がエンティティ参照ではなく、対応する Unicode で表されるように、HTML または XML プロセッサによって展開されていると認識されます。
NamedNodeMap (Org.W3C.DOM パッケージ)
NamedNodeMap インターフェースを実装するオブジェクトは名前を指定してアクセスできるノードのコレクションを表すために使用されます。NamedNodeMap は NodeList からは派生していません。NamedNodeMaps は特に順番が決まっていません。NamedNodeMap を実装するオブジェクトに含まれるオブジェクトは、通常のインデックスでアクセスできますが、これは NamedNodeMap の内容を簡便に列挙できるようにしているだけです。DOM がこれらの Node の順番を指定しているのではありません。
Node (Org.W3C.DOM パッケージ)
Node インターフェースは文書オブジェクトモデル全体の主要なデータタイプです。文書ツリーの単体のノードを表します。Node インターフェースを実装するすべてのオブジェクトが子ノードを処理するためのメソッドを公開しますが、Node インターフェースを実装するすべてのオブジェクトが子ノードを持つとは限りません。例えば、Text ノードには子ノードがないことがありますが、このようなノードに子ノードを追加すると、DOMException が発生します。nodeName や nodeValue 属性は、特定の継承元のインターフェースまで対象を広げなくても、ノードの情報を取得するためのメカニズムとして組み込まれています。これらの属性を (例えば nodeValue を Element に、または属性を Comment にマップするなど) 特定の nodeType に明確にマップしていない場合は、Null が返されます。特別なインターフェースには、適切な情報を取得し設定するために、より便利な追加のメカニズムが組み込まれている可能性があります。
NodeList (Org.W3C.DOM パッケージ)
NodeList インターフェースは、順番のついたノードコレクションを定義したり、どのように実装するかを強制することなしに、その概念を提供します。
Notation (Org.W3C.DOM パッケージ)
Node を継承します。このインターフェースは、DTD で宣言された 記法を表します。表記法は、名前を使用して、未解析のエンティティを宣言するか、 Processing Instruction ターゲットの正式な宣言に使用されます。Node から継承された nodeName 属性は、 記法の宣言名に設定されます。
ProcessingInstruction (Org.W3C.DOM パッケージ)
Node を継承します。ProcessingInstruction インターフェースは、文書の Text でプロセッサ固有の情報を保持するために XML で使用される「処理命令」を表しています。
Text (Org.W3C.DOM パッケージ)
CharacterData を継承します。Text インターフェースは、Element または Attr の Text 形式の内容であり、XML では文字列データと呼ばれています。要素の内容の中にマークアップがない場合、テキストは要素の唯一の子ノードである Text インターフェースを実装する単体のオブジェクトに含まれます。マークアップがある場合は、テキストは要素のリストと要素の子リストを形成する Text ノードのリストに解析されます。
親トピック:
Domino の XML