Notes Connector のプロパティ

以下の表に、Connector for Notes のプロパティの定義を示します。

Token

名前/説明

タイプ

LCTOKEN_SERVER

サーバー

Notes サーバー。 指定されていない場合は、ローカルの Notes データベースがアクセスされます。

Text

LCTOKEN_DATABASE

データベース

Notes データベースのファイルパスで、タイトルではありません。必須。主にコネクションの確立に使用されます。

Text

LCTOKEN_METADATA

メタデータ

Notes フォーム名。他の Connector の場合とは違い、Notes の実行オペレーションには Metadata プロパティの値が必要です。これは、選択式にメタデータ情報が含まれていないためです。

Text

LCTOKEN_INDEX

Index 型

Notes ビュー名。

Text

LCTOKEN_MAP_NAME

MapByName

データソースとターゲットの間でデータを転送するときに、データを名前と位置のどちらでマッピングするかを指定します。

Boolean 型

LCTOKEN_WRITEBACK

ライトバック

ライトバックオペレーションと非ライトバックオペレーションのどちらを実行するかを指定します。

Boolean 型

LCTOKEN_FIELDNAMES

FieldNames

選択するフィールドのテキストリスト。選択オペレーションに使用されます。

Text List

LCTOKEN_ORDERNAMES

OrderNames

結果の並べ替えに使用するフィールドのテキストリスト。選択オペレーションに使用されます。

Text List

LCTOKEN_CONDITION

条件

選択オペレーションに使用される Notes 固有の構文条件節 (Notes の選択式の一部) です。これは、「select <condition>」式に有効な構文でなければなりません。

Text

LCTOKEN_STAMPFIELD

StampField

タイムスタンプフィールドのフィールド名。選択オペレーションに使用されます。ビューを使用せずに (代わりに DB 検索を使用して) StampField を使用する場合は、タイムスタンプフィールドが「@Modified」で LoadModified プロパティが TRUE に設定されている場合にのみ有効です。この新しいプロパティを使用しない場合も、ビュー検索が必要です (ビューのプロパティが設定されていなくても、一時的なプロパティが作成されます)。

Text

LCTOKEN_BASESTAMP

BaseStamp

結果に含まれる最小のタイムスタンプ値。選択オペレーションに使用されます。

Datetime

LCTOKEN_MAXSTAMP

MaxStamp

選択オペレーション時に、現在のタイムスタンプ値と最大のタイムスタンプ値が Connector によって設定されます。選択オペレーションで設定されます。

Datetime

1.00

ポート

サーバーを検索するポート名。値が指定されない場合は、すべてのポートが検索されます。

Text

2.00

EnforceForm

作成およびアクセスされる文書にフォーム設計を強制するかどうかを指定します。

0 -- 接続で Notes のフォームやフィールドに関連した式は実行されません。

1 -- Notes のフィールドに関連したすべての式 (デフォルト値、入力変換、計算結果フィールド) がセッションの一部として実行されます。式が計算されるため、データの転送速度が遅くなります。@DB 関数は実行されません。

2 -- セッションでは、すべてのフィールドフラグがフォームで定義されたとおりに設定されますが、式は実行されません。その結果、Notes のフラグで指定された特別な型 (読者や作成者名など) が、新しい文書内でもフォームで指定されたとおりに割り当てられます。このオプションは、フィールド式の計算によるオーバーヘッドを避けるために使用します。

Integer

3.00

MultiValueAsText

複数の値を持つ Notes の型 (テキストリスト、数値リスト、および日時リスト) をすべてテキスト値として表すかどうかを指定します。これにより、複数の値を持つデータ型をサポートしない非 Notes Connector 間の型変換が簡単になる場合があります。

Boolean 型

4.00

BulkStore

文書の変更内容をすべてバッファリングして、切断時にバルク送信するかどうかを指定します。パフォーマンスは向上しますが、切断されるまでは変更部分にアクセスできません。

Boolean 型

5.00

FilePath

FILE 仮想フィールドまたは LoadFile プロパティを使用する際に、添付ファイルの抽出先または添付元となる Domino Server 上のディレクトリ。デフォルトでは、現在の作業ディレクトリが使用されます。

Text

6.00

UpdateViews

切断時にデータベース内のすべてのビューを更新するかどうかを指定します。広範囲にわたる変更の後で、最初にビューを開くと、更新に時間がかかる場合があります。

Boolean 型

7.00

CreateDatabase

接続時にデータベースが存在しなかった場合に、データベースを作成するかどうかを指定します。TemplateServer および TemplateDatabase プロパティでデータベースのテンプレートが指定されていない限り、空のデータベースが作成されます。

Boolean 型

8.00

TemplateServer

TemplateDatabase で指定されたデータベースが置かれている Domino Server。このテンプレートは、CreateDatabase オプションと共に使用されます。値が指定されていない場合は、ローカルにインストールされた Notes が使用されます。

Text

9.00

TemplateDatabase

TemplateServer 上の Notes テンプレートデータベースのファイルパス。このテンプレートは、CreateDatabase オプションと共に使用されます。

Text

10.00

ビュー

Execute で開く Notes ビュー、またはキーによるオペレーションに使用する Notes ビュー。このビューの結果セットは、Execute に対して発行されたすべての Statement に置き換わります。

Text

11.00

エージェント

Notes エージェント。Statement パラメータまたは View プロパティによって生成される結果セットに対する実行オペレーションに使用されます。

Text

12.00

FullTextQuery

Notes の全文照会。Statement パラメータと View プロパティのいずれかと任意の Agent プロパティによって生成される結果セットに対する実行オペレーションに使用されます。

Text

13.00

TextMaxLength

Notes のテキストデータは、64K 未満に制限されています。これより短いテキスト列をサポートする他の Connector でのデータ作成を簡略化するために、作成されるすべての結果セットのテキストメタデータの最大長とする値を指定します。

Integer

14.00

FetchViewData

文書のフィールドではなく、ビューの列からデータを取り出すかどうかを指定します。View プロパティに値が必要です。

Boolean 型

15.00

AllForms

すべてのフォームの文書を含むかどうかを指定します。デフォルトでは、Metadata プロパティの値で指定されたフォームの文書だけが含まれます。その他のフォームの文書も含まれるようにする場合は、指定されたメタデータ内のフィールドがそれらの文書のフォームの代わりに使用されます。

Boolean 型

16.00

ViewResponses

ビューの返答文書を含むかどうかを指定します。デフォルトでは、メイントピックだけが含まれます。View プロパティに値が必要です。

Boolean 型

17.00

LoadUnid

実行オペレーションまたは選択オペレーションによって生成される結果セットに、UNID 仮想フィールドを追加するかどうかを指定します。

Boolean 型

18.00

LoadNoteid

実行オペレーションまたは選択オペレーションによって生成される結果セットに、NOTEID 仮想フィールドを追加するかどうかを指定します。

Boolean 型

19.00

LoadRef

実行オペレーションまたは選択オペレーションによって生成される結果セットに、REF 仮想フィールドを追加するかどうかを指定します。

Boolean 型

20.00

LoadFile

実行オペレーションまたは選択オペレーションによって生成される結果セットに、FILE 仮想フィールドを追加するかどうかを指定します。

Boolean 型

21.00

CopyHierarchy

実行オペレーションによって生成される結果セットに、LCXHIER 仮想フィールドを追加するかどうかを指定します。

Boolean 型

22.00

CopyFile

実行オペレーションまたは選択オペレーションによって生成される結果セットに、LCXFILE 仮想フィールドを追加するかどうかを指定します。

Boolean 型

23.00

ExecuteDelete

実行オペレーション時に生成される結果セットを削除するかどうかを指定します。他の一部の Connector で提供されるネイティブな DELETE ステートメントをシミュレートするためのプロパティです。

Boolean 型

24.00

InsertMail

挿入された文書をメールとして転送するかどうかを指定します。Notes の通常のアドレス情報 (必須の [SendTo] フィールドなど) が使用されます。

Boolean 型

25.00

MailEmbedForm

InsertMail プロパティによってメールされた文書にフォームを埋め込むかどうかを指定します。受信者のメールデータベースで目的のフォームを使用できない場合に使用します。

Boolean 型

26.00

Encrypt

ターゲット文書のフォーム内の暗号化できるフィールドをすべて暗号化します。個人暗号キーを使用するには (デフォルトでは公開キーを使用)、EncryptKeyList で個人暗号キーの名前をカンマまたはセミコロンで区切って指定します。これらのキーは、Domino Server で使用可能でなければなりません。

Boolean 型

27.00

EncryptKeyList

カンマまたはセミコロンで区切られた個人暗号キー名。Encrypt で使用されます。Encrypt が True の場合にのみ有効です。

Text List

28.00

PurgeDeleteStubs

切断時に Notes データベースからすべての削除スタブをクリアします。一度スタブを削除すると、ビューから正しくスタブを削除できなくなるので、必ず UpdateViews と共に使用するようにしてください。

Boolean 型

29.00

SearchNoCase

大文字と小文字を区別せずにビューを検索します (デフォルトでは大文字と小文字が区別されます)。

Boolean 型

30.00

AlterView

LSX で、Connector に View プロパティを設定して選択オペレーションを実行する際、AlterView=True の場合では、ビューが存在しないかビューの形式が正しくないときに、スクリプトによってビューが作成されるか、ビューの形式が変更されます。View および Stampfield が指定されている場合に、選択オペレーションで必要になります。

Boolean 型

31.00

LoadModified

結果セットに「@Modified」フィールドを追加します。このフィールドには Notes の暗黙的な文書タイムスタンプが含まれます。読み込み専用です。値を設定しようとしても無視されます。

Boolean 型

32.00

StampViewKey

LSX で作成されたタイムスタンプによる選択用のビューで、キーによるオペレーションの最初のキー値を指定します。0 の場合、キーは使用されません。1 はタイムスタンプによる選択の範囲外の文書を示し、2 は範囲内の文書を示します。この値は、タイムスタンプによる選択を実行するときには 1 に、結果セットをクリアするときには 0 に、自動的に設定されます。この値を使用または変更するときは、特に注意が必要です。

Integer

33.00

CopyCompSpecial

文書の転送時に特殊なコンポジットフィールドをコピーします。これには、複合データの正確さを保つために必要なフィールド、リンク、フォントが含まれます。

手動でフィールドのマッピングを行うアクティビティでこのオプションを使用するには、両方のフィールドリストに 'LCXHIER' フィールドを追加します (名前または位置によるフィールドのマッピングを自動で行うときは、このフィールドは不要です)。

Boolean 型

34.00

DeleteDatabase

アクティビティで指定したデータベースを接続時に削除します。これは、[Create Database] オプションと共に使用し、作成に先立ってデータベースを削除します。

Boolean 型

35.00

PostFetchFormula

データのフェッチ直後に実行する Notes 式を入力します。データは、フェッチまたは選択オペレーションの一部として変更されます。

Text

36.00

PreInsertFormula

選択したデータをターゲットに挿入する直前に実行する Notes 式を入力します。データは、挿入オペレーションの一部として変更されます。

Text

37.00

PreUpdateFormula

ターゲットのデータを更新する直前に実行する Notes 式を入力します。データは、更新オペレーションの一部として変更されます。

Text

38.00

AddSubformList

計算結果サブフォームをサポートするときに、使用するすべてのサブフォームをここで指定します。サブフォームに含まれるフィールドも、フォームの一部として扱われます。

Text List