Notes® は一連の仮想フィールドを認識します。Notes Connector では、他の Connector とは異なる方法で仮想フィールドを解釈します。これらの仮想フィールドを使用するには、関連するフィールドの仮想コードを Notes Connector の仮想コードに設定する (Notes コネクションから LCTOKEN_CONNECTOR_CODE プロパティを取得し、そのコードを LCField.SetVirtualCode メソッドを使用して適切な名前のフィールドに設定する) か、結果セットに仮想フィールドを追加する Notes プロパティを使用します。Notes では、次の仮想フィールドがサポートされています。
フィールド名 |
対応するプロパティ |
データ型 |
ストリームの長さ (バイト) |
---|---|---|---|
UNID |
LoadUnid |
Binary (BLOB) |
16.00 |
NOTEID |
LoadNoteid |
Integer |
なし |
REF |
LoadRef |
Binary (BLOB) |
16.00 |
FILE |
LoadFile |
Binary (Text List) |
可変 (最大 64K) |
MODIFIED |
LoadModified |
Datetime |
なし |
LCXHIER |
CopyHierarchy |
Binary (BLOB) |
8.00 |
LCXFILE |
CopyFile |
Binary (BLOB) |
4.00 |
LCXSPEC |
CopyCompSpecial |
Binary (BLOB) |
4.00 |
内容は、文書に対して読み取り (Fetch) と書き込み (Insert または Update) のどちらが実行されているかによって異なる場合があります。
読み取り -- 文書の UNID を読み取ります。
書き込み -- 文書の UNID をフィールド値に設定します。
読み取り -- 文書の NOTEID を読み取ります。
書き込み -- 無視されます。
読み取り -- 返答文書の親 UNID を読み取ります。
書き込み -- 文書をこのフィールドで指定された UNID を持つ文書への返答文書にします。
読み取り -- 文書のすべての添付ファイルを取り出し、ディスクに書き込みます。このフィールドは、文書のすべてのファイルのファイル名を含むテキストリストに設定されます。
書き込み -- テキストリストの各エントリの値を文書の添付ファイルとして格納します。
読み取り -- 文書から最後に変更したタイムスタンプを読み取ります。
書き込み -- 無視されます。
このフィールドは、文書が Notes Connector から読み込まれ、Notes Connector に書き込まれる場合にのみ関係します。書き込み時には、読み取り時にフィールドに格納された内容を使用してソースデータベースにアクセスし、該当の文書の下にある返答文書の全階層がターゲットデータベースに転送されます。ソースの結果セットは、文書が書き込まれる時点でも有効でなければなりません。
このフィールドは、文書が Notes Connector から読み込まれ、Notes Connector に書き込まれる場合にのみ関係します。書き込み時には、読み取り時にフィールドに格納された内容を使用してソースデータベースにアクセスし、すべての添付ファイルがソース文書から直接ターゲット文書に転送されます。添付ファイルは一時的にディスクに格納されることなく直接転送されるため、Notes から Notes への転送では FILE プロパティを使用するより効率的です。ソース文書は、文書が書き込まれる時点で、結果セット内で最も新しく取り出された文書でなければなりません。
このフィールドは、文書が Notes Connector から読み込まれ、Notes Connector に書き込まれる場合にのみ関係します。書き込み時には、読み取り時にフィールドに格納された内容を使用してソースデータベースにアクセスし、文書リンクおよびリッチテキストフォントの正確さを保つために必要な特定の文書フィールドが転送されます。具体的には、$Links フィールドと $Fonts フィールドがコピーされます。ソース文書は、文書が書き込まれる時点で、結果セット内で最も新しく取り出された文書でなければなりません。