Document.getFirstItem または Document.getItems を使用して、リッチテキストアイテムとしてアイテムにアクセスします。戻り値を RichTextItem にキャストします。
ナビゲーションでは、リッチテキストアイテムは RichTextNavigator を使用してアクセス可能な、各種の要素の集まりです。すべての種類の要素を検索したり、その要素へ移動できます。オブジェクトとして取得することのできる要素もあれば、取得できないため RichTextRange を使用してアクセスしなければならないものもあります。要素には次のような種類があります。
- RichTextItem.RTELEM_TYPE_DOCLINK (5) は文書リンクであり、RichTextDocLink オブジェクトとして取得できます。
- RichTextItem.RTELEM_TYPE_FILEATTACHMENT (8) は添付ファイルであり、Item.EMBED_ATTACHMENT の型の EmbeddedObject として取得できます。
- RichTextItem.RTELEM_TYPE_OLE (9) は OLE オブジェクトであり、Item.EMBED_OBJECT または Item.EMBED_OBJECTLINK のいずれかの型の EmbeddedObject として取得できます。
- RichTextItem.RTELEM_TYPE_SECTION (6) は省略表示可能なセクションであり、RichTextSection オブジェクトとして取得できます。
- RichTextItem.RTELEM_TYPE_TABLE (1) は表であり、RichTextTable オブジェクトとして取得できます。
- RichTextItem.RTELEM_TYPE_TABLE (7) は表のセルであり、RichTextRange を使用してアクセスする必要があります。
- RichTextItem.RTELEM_TYPE_TEXTPARAGRAPH (4) はテキストの段落であり、RichTextRange を使用してアクセスする必要があります。
- RichTextItem.RTELEM_TYPE_TEXTRUN (3) は同じスタイルのテキストの段落、あるいはそれより短いものであり、RichTextRange を使用してアクセスする必要があります。
RichTextNavigator オブジェクトを作成するには、RichTextItem.createNavigator または RichTextRange.getNavigator を使用します。
ナビゲーションは同じ型の要素内で行われます。
ある型の最初の要素、次の要素、n 番目の要素を検索または取得できます。型に関係なく要素を検索または取得することはできません。
ナビゲータは現在位置を維持します。
検索と取得操作は、両方ともリッチテキストアイテム内での現在位置を変更します。
RichTextNavigator には次のメソッドがあります。