選択したフォームのプロパティ

[フォームのプロパティ] インフォボックスを使用すると、フォーム属性を設定できます。

[フォームのプロパティ] インフォボックスを開くには

  1. フォームを開きます。
  2. [設計] - [フォームのプロパティ] を選択します。

作成者/編集者の匿名性を保護する

文書の作成者や編集者の匿名性を保持するときは、フォームに作成者名や編集者名を記録しないように定義します。匿名性を徹底するには、作成者名が文書のどこにも表示されないことを確認します。例えば、表示用の計算結果のフィールドなどにも表示されないようにします。

[フォーム情報] タブで、[匿名のフォーム] を選択します。

フォームのフォーカスを変更する

[フォーム情報] タブで、次の項目を選択します。

注: Domino® Designer のユーザーは、いずれかの方向に移動する場合に [Ctrl] + [F7] キーを使用する必要があります。

複製の競合を処理する

ユーザーが複数のロケーションで同一の文書を編集した場合に、複製または保存の競合が発生します。そのうちの 1 バージョンが主要文書になり、その他のバージョンは競合文書になります。競合文書をビューで表示すると、ダイヤモンドのマーク付きで表示されます。

[フォーム情報] タブの [競合] セクションで、次のフォームのオプションのいずれかを選択します。

複製の競合の詳細については、『Notes ヘルプ』を参照してください。

自動的に編集モードで文書を開く

ユーザーの都合に合わせて、自動的に編集モードで開くフォームで文書が作成されるように指定できます。

[デフォルト] タブで、[開くとき] の [自動的に編集モードになる] を選択します。

Web アクセスするコンテンツの種類を選択する

ブラウザからアクセスできるアプリケーションを設計している場合は、ブラウザのユーザーが利用できるコンテンツの種類を検討します。コンテンツの種類は、[フォームのプロパティ] インフォボックスの [デフォルト] ページの [Web アクセス] セクションで、[Notes]、[HTML]、または [その他] の中から選択できます。Notes フォームとして表示したフォームは Web サーバーに渡され、HTML に変換されます。HTML を使用してフォームを設計した場合は、コンテンツを HTML からブラウザに直接渡すように設定できます。[その他] を選択すると、XML など、別の表示オプションを指定できる編集コントロールが表示されます。

非表示フィールドの HTML を生成する

[フォームのプロパティ] インフォボックスの [デフォルト] タブで [すべてのフィールドに HTML を生成する] を選択して、フォームの非表示フィールドについての HTML 情報を生成します。この処理により、Web アプリケーションの文書を Notes アプリケーションの文書と同じように操作することができます。例えば、非表示フィールドを使用して計算を行うフォームを作成した場合、ある状況における Web アプリケーションではこのフォームが意図したように動作しない可能性があります。しかし、このフィールドの HTML を生成すると、Domino でこの情報が利用でき、正確に計算できます。また、非表示フィールドの HTML を生成しておくと、JavaScript からもアクセスできるため、スクリプトを利用して非表示フィールドの値を変更したり、非表示フィールドの状態を確認したりできます。

ただし、このオプションを選択すると、Web で使用するファイルサイズが大きくなり、アプリケーションのパフォーマンスが低下することがあります。また、非表示フィールドの情報はブラウザでは表示されなくても、ブラウザのソースを表示するメニュー項目からは表示できるため、セキュリティを考慮する必要があります。

[デフォルト] タブの [Web アクセス] セクションで [すべてのフィールドに HTML を生成する] オプションをチェックして、[コンテントタイプ] セクションで HTML の選択を解除します。

フォームでデータソースを使用する

すでにデータベースでデータコネクションリソースを作成している場合は、データリソースを参照してフォーム上で使用できます。

  1. [フォームのプロパティ] インフォボックスの [デフォルト] タブで、[データソースオプション] セクションの [参照] ボタンをクリックします。[外部データソースの参照] ダイアログボックスに、データベースで作成済みのデータコネクションリソースの一覧が表示されます。
  2. データコネクションリソースを選択して、[OK] をクリックします。リソースにより、[フォームのプロパティ] インフォボックスの [デフォルト] タブにある [デフォルトデータコネクション] フィールドが入力されます。[デフォルトメタデータオブジェクト] は、バックエンドのデータベーステーブル、ビュー、またはプロシージャのいずれかです。

外部データリソースを使用してフォーム上でのフィールドの作成を開始すると、デフォルトのメタデータオブジェクトが変更できます。

フォーム上のヘッダーを定義する

Notes アプリケーションで使用するフォームを設計する場合は、フォームまたはそのフォームで作成した文書をユーザーがスクロールダウンしても、画面に表示されたままになるヘッダーを定義できます。例えば、Notes のメールテンプレートでは、ヘッダーにメール送信者と受信者のフィールドに含まれる情報のすべてが表示されます。メールメッセージをスクロールしても、このセクションは固定表示のままです。ヘッダーには、フォームが対象にできる要素をすべて含めることができます。唯一の注意すべき点は、ヘッダーでは表を最初の要素にできないということです。表の前には、テキストオブジェクトが必要です。これは空白でもかまいません。

  1. フォームのヘッダー領域にはテキスト、図形、表、その他の任意の要素を入力します。
  2. 固定ヘッダーに属するテキストを、フォームの先頭から固定ヘッダーを終了させる位置までハイライト表示します。
  3. [設計] - [フォームのプロパティ] を選択します。
  4. [ヘッダー] タブで、[フォームにヘッダーを追加] を選択し、ヘッダー領域を選定します。
  5. ヘッダーの表示プロパティを設定します。
    • 高さはピクセル単位かフォームの高さに対する率で設定できます。[内容に合わせる] を選択すると、内容に基づいて高さが自動的に設定されます。
    • スクロールオプションを選択します。[自動] を選択すると、ヘッダーの内容が割り当てたスペースを超えたときに、自動的にスクロールがオンになります。
    • [サイズ変更可] を使用すると、ヘッダー領域のサイズを変更できます。境界線の幅が 0 以上のときのみ、このオプションを選択できます。
    • 境界線により、フォームのヘッダーと本文との分割線の表示が制御されます。境界線の太さや色を変更できます。幅を 0 に設定し、境界線を非表示にできます。[3D 影] を選択すると、境界線を 3D で表示できます。

ヘッダーに図形を表示する

ヘッダーに図形を表示するには、フォームに背景の図形を追加します。これはヘッダーだけに表示される背景になります。実行すると、フォームのその他の部分が空白になり、他の図形が背景に表示できないため注意が必要です。

文書の作成者であるユーザーが、文書の作成時に本文に図形を追加できるようにしたい場合は、[フォームのプロパティ] インフォボックスの [フォームの背景] タブで [ユーザーにプロパティの変更を許可する] のチェックボックスをオンにします。

印刷ヘッダーとフッターを作成する

フォームで作成されたすべての文書に印刷されるヘッダーとフッターを定義することができます。Web アプリケーションではヘッダーとフッターはサポートされません。

  1. [印刷] タブで [ヘッダー] をクリックして、ヘッダーに表示するテキストを入力します。また必要に応じて [フッター] もクリックして、フッターに表示するテキストを入力します。
  2. テキスト領域の下にある任意のアイコンをクリックして、ヘッダーまたはフッターに次の情報を挿入します。
    • ページ番号 (最初のアイコン)
    • Date
    • 時間
    • タブ
    • タイトル (最後のアイコン)
  3. (オプション) ヘッダーやフッターのテキストのフォント、サイズ、スタイルを割り当てます。

ヘッダーとフッターの配列

ヘッダーとフッターには、左、中央、右に 3 つの事前設定された固定タブがあります。タブを 1 つ挿入すると、タブの左側にあるテキストが左揃えに、右側にあるテキストは右揃えになります。タブを 2 つ挿入すると、最初のタブの左側にあるテキストは左揃えに、2 つのタブの間にあるテキストは中央揃えに、2 つ目のタブの右側にあるテキストは右揃えになります。以下に例を示します。

&D|&T|&P-- 日付が左揃え、時間が中央揃え、ページ番号が右揃えになります。

|URGENT| -- テキスト「URGENT」が中央揃えになります。

||URGENT -- テキスト「URGENT」が右揃えになります。