[フォームのプロパティ] インフォボックスを使用すると、フォーム属性を設定できます。
文書の作成者や編集者の匿名性を保持するときは、フォームに作成者名や編集者名を記録しないように定義します。匿名性を徹底するには、作成者名が文書のどこにも表示されないことを確認します。例えば、表示用の計算結果のフィールドなどにも表示されないようにします。
[フォーム情報] タブで、[匿名のフォーム] を選択します。
[フォーム情報] タブで、次の項目を選択します。
ユーザーが複数のロケーションで同一の文書を編集した場合に、複製または保存の競合が発生します。そのうちの 1 バージョンが主要文書になり、その他のバージョンは競合文書になります。競合文書をビューで表示すると、ダイヤモンドのマーク付きで表示されます。
[フォーム情報] タブの [競合] セクションで、次のフォームのオプションのいずれかを選択します。
複製の競合の詳細については、『Notes ヘルプ』を参照してください。
ユーザーの都合に合わせて、自動的に編集モードで開くフォームで文書が作成されるように指定できます。
[デフォルト] タブで、[開くとき] の [自動的に編集モードになる] を選択します。
ブラウザからアクセスできるアプリケーションを設計している場合は、ブラウザのユーザーが利用できるコンテンツの種類を検討します。コンテンツの種類は、[フォームのプロパティ] インフォボックスの [デフォルト] ページの [Web アクセス] セクションで、[Notes]、[HTML]、または [その他] の中から選択できます。Notes フォームとして表示したフォームは Web サーバーに渡され、HTML に変換されます。HTML を使用してフォームを設計した場合は、コンテンツを HTML からブラウザに直接渡すように設定できます。[その他] を選択すると、XML など、別の表示オプションを指定できる編集コントロールが表示されます。
[フォームのプロパティ] インフォボックスの [デフォルト] タブで [すべてのフィールドに HTML を生成する] を選択して、フォームの非表示フィールドについての HTML 情報を生成します。この処理により、Web アプリケーションの文書を Notes アプリケーションの文書と同じように操作することができます。例えば、非表示フィールドを使用して計算を行うフォームを作成した場合、ある状況における Web アプリケーションではこのフォームが意図したように動作しない可能性があります。しかし、このフィールドの HTML を生成すると、Domino でこの情報が利用でき、正確に計算できます。また、非表示フィールドの HTML を生成しておくと、JavaScript からもアクセスできるため、スクリプトを利用して非表示フィールドの値を変更したり、非表示フィールドの状態を確認したりできます。
ただし、このオプションを選択すると、Web で使用するファイルサイズが大きくなり、アプリケーションのパフォーマンスが低下することがあります。また、非表示フィールドの情報はブラウザでは表示されなくても、ブラウザのソースを表示するメニュー項目からは表示できるため、セキュリティを考慮する必要があります。
[デフォルト] タブの [Web アクセス] セクションで [すべてのフィールドに HTML を生成する] オプションをチェックして、[コンテントタイプ] セクションで HTML の選択を解除します。
すでにデータベースでデータコネクションリソースを作成している場合は、データリソースを参照してフォーム上で使用できます。
外部データリソースを使用してフォーム上でのフィールドの作成を開始すると、デフォルトのメタデータオブジェクトが変更できます。
Notes アプリケーションで使用するフォームを設計する場合は、フォームまたはそのフォームで作成した文書をユーザーがスクロールダウンしても、画面に表示されたままになるヘッダーを定義できます。例えば、Notes のメールテンプレートでは、ヘッダーにメール送信者と受信者のフィールドに含まれる情報のすべてが表示されます。メールメッセージをスクロールしても、このセクションは固定表示のままです。ヘッダーには、フォームが対象にできる要素をすべて含めることができます。唯一の注意すべき点は、ヘッダーでは表を最初の要素にできないということです。表の前には、テキストオブジェクトが必要です。これは空白でもかまいません。
ヘッダーに図形を表示するには、フォームに背景の図形を追加します。これはヘッダーだけに表示される背景になります。実行すると、フォームのその他の部分が空白になり、他の図形が背景に表示できないため注意が必要です。
文書の作成者であるユーザーが、文書の作成時に本文に図形を追加できるようにしたい場合は、[フォームのプロパティ] インフォボックスの [フォームの背景] タブで [ユーザーにプロパティの変更を許可する] のチェックボックスをオンにします。
フォームで作成されたすべての文書に印刷されるヘッダーとフッターを定義することができます。Web アプリケーションではヘッダーとフッターはサポートされません。
ヘッダーとフッターには、左、中央、右に 3 つの事前設定された固定タブがあります。タブを 1 つ挿入すると、タブの左側にあるテキストが左揃えに、右側にあるテキストは右揃えになります。タブを 2 つ挿入すると、最初のタブの左側にあるテキストは左揃えに、2 つのタブの間にあるテキストは中央揃えに、2 つ目のタブの右側にあるテキストは右揃えになります。以下に例を示します。
&D|&T|&P-- 日付が左揃え、時間が中央揃え、ページ番号が右揃えになります。
|URGENT| -- テキスト「URGENT」が中央揃えになります。
||URGENT -- テキスト「URGENT」が右揃えになります。