@FileDir (式言語)

パス名のディレクトリ部分、つまりパス名からファイル名を除いた部分を返します。

注: この @ 関数は、Release 6 で新しく追加されました。

構文

@FileDir( pathname )

パラメータ

pathname

文字列または文字列リスト。ファイルのパス名です。

戻り値

ディレクトリ

文字列または文字列リスト。パス名のディレクトリ部分です。

使用法

パラメータがリストである場合、この関数はリストの各要素ごとに処理され、戻り値は同じ数の要素を持つリストになります。

ファイル名のディレクトリ部分とは、次に示すように、ファイル名より左のすべての部分です。

パス名

ディレクトリ部分

europe.dat

Null

c:¥¥europe.dat

c:¥

c:¥¥market¥¥data¥¥europe.dat

c:¥market¥data¥

¥¥europe.dat

¥

ファイル名を抽出するには、パス名と @FileDir と共に @Right を使用します。

  1. 次の計算結果フィールド式では、Pathname で指定したファイルのディレクトリ部分が返されます。Pathname がリストである場合、この式は指定されたファイルのディレクトリ部分のリストを返します。
    @FileDir(Pathname)
  2. 次の計算結果フィールド式では、Pathname で指定したファイルのファイル名部分が返されます。
    @Right(Pathname; @FileDir(Pathname))
  3. 次のエージェント式は、現在のデータベース名のディレクトリ部分を表示します。
    @Prompt([OK];
    "File directory";
    @FileDir(@Subset(@DbName; -1)))
  4. 次のエージェント式は、現在のデータベース名のファイル名部分を表示します。
    pathname := @Subset(@DbName; -1);
    @Prompt([OK];
    "File name";
    @Right(pathname; @FileDir(pathname)))