@DocOmittedLength (式言語)

複製時に切り捨てられた文書から失われたバイト数の推定値を返します。返すバイト数は、データベースの複製設定での指定を超えるサイズのため複製できなかった添付ファイル、OLE オブジェクト、大きなリッチテキストフィールド、要約以外のアイテムのバイト数の合計です。

注: この @ 関数は、Release 6 で新しく追加されました。

構文

@DocOmittedLength

戻り値

length

数値。複製されなかったデータのバイト数です。文書が切り捨てられていない場合、前回切り捨てられている場合、Release 6 以前のサーバーで切り捨てられた場合は、ゼロが返されます。

使用法

この関数は、データベースが Domino 6 Server 上で実行されており、Domino 6 以降の Server で複製されたものである場合に機能します。

複製時に、領域を節約するために文書を切り捨てることができます。例えば、ある複製設定オプションを指定することにより、文書ごとに要約データとリッチテキストフィールドを 40KB だけ複製することができます。この結果作成されるレプリカで、切り捨てられた文書の残りの部分を取り出すには、メニューから [アクション] - [文書全体を呼び出す] を選択します。@DocOmittedLength を使用すると、複製時に文書から削除された情報の量 (バイト単位) を確認でき、そのような情報を取り出す必要があるかどうかを判断するのに役立ちます。

この関数は、文書内で実行するどの式でも使用できます。

返される数値は推定値です。文書の実際のサイズは、次の理由により異なることがあります。

次の例を列式として使用すると、文書全体のサイズが返されます。
@DocLength + @DocOmittedLength