ユーザーによる文書への入力を支援するには、特定事項の入力を促すカスタムダイアログボックスを作成します。そのためには、@DialogBox 関数または LotusScript® を使用します。@DialogBox を使用するには 2 つのフォームが必要です。1 つは、フィールド、テキスト、図形が定義されたレイアウト領域を持つ、ダイアログボックスに似たダイアログフォームで、もう 1 つは、@DialogBox を使用してダイアログフォームを表示するボタンが定義されたホストフォームです。これら 2 つのフォームには共有フィールドがあり、ユーザーがダイアログフォームでフィールド値を入力すると、その値がホストフォームにある同名のフィールドでも共有されます。例えば、「メモ」という名前のホストフォームに、@DialogBox を使用して「メモオプション」というダイアログフォームを起動するボタンがあります。どちらのフォームにも「コメント」というフィールドがあります。「メモオプション」フォームの [コメント] フィールドに入力されたテキストは、メモ文書の [コメント] フィールドにも表示されます。
@DialogBox を使用するとき、ダイアログボックスに入力された値はすべて、ホストフォームを使用して作成された文書に保存されます。そのため、たとえフィールドがホストフォームに表示されていなくても [文書のプロパティ] インフォボックスで見ることができます。キーワード [NoNewFields] を @DialogBox 関数とともに使用すれば、ダイアログフォームが保存または更新された際に、ホストフォームとダイアログフォームの両方のフィールドが更新されます。また [NoFieldUpdate] を使用すると、ダイアログボックスフォーム上のフィールドまたはフィールド値はホストフォームでは更新されません。
レイアウト領域は、Notes アプリケーションのみでサポートされます。
@Dialogbox の使い方については、『 Domino Designer プログラミングガイド』を参照してください。
フォームのインターフェースをできるだけ Notes のユーザーインターフェースに近づけるには、次のガイドラインに従ってください。