オブジェクトを自動的に起動するフォームを設計する

このタスクについて

文書の作成時に埋め込みオブジェクトを自動的に起動するフォームを作成できます。自動的に起動するオブジェクトは次のどちらかです。

自動起動してから、ユーザーが修正して保存したオブジェクトは、設計者が [フィールドにオブジェクトを作成] ボックスで指定した文書内のフィールドに表示されます。ユーザーによって保存されたオブジェクトを文書内の最初のリッチテキストフィールドに表示するには、[最初のリッチテキストフィールド] を指定します。

既存のオブジェクトを最後に保存された状態で文書内に表示するには、フォームを文書に保存します。文書にフォームを保存すると、オブジェクトが更新されて、文書に埋め込まれている古いオブジェクトが更新後のオブジェクトに置換されます。ただし、文書とともにフォームを保存すると、必要なディスク容量が大きくなり処理時間も長くかかるので注意してください。

オブジェクトと全文検索

手順

全文検索では、検索対象として埋め込みオブジェクトと添付ファイルも指定できます。全文検索によって埋め込みオブジェクト内で検索条件に一致する語句が検出されると、埋め込みオブジェクトが開きます。また、添付ファイル内で検索条件に一致する語句が検出されると、添付ファイルが開きます。埋め込みオブジェクトの全文検索では、検出された語句はハイライト表示されません。

ネストしたオブジェクト

このタスクについて

OLE サーバーアプリケーションがクライアントアプリケーションとしても使用される場合は、Notes 文書のオブジェクトの中に、別のオブジェクトが入ることがあります。このような場合は、オブジェクト内に配置されたオブジェクトが更新されると、その更新内容が Notes 文書内のオブジェクトにも反映されます。これは、その更新が OLE サーバーアプリケーション側で行われた場合でも同様です。

他のオブジェクトが配置されたオブジェクトを自動起動すると、Notes 文書に埋め込まれたオブジェクトを作成するために使用したアプリケーションだけが起動されます。

既存のオブジェクトを自動的に起動するフォームを設計する

手順

  1. 自動的に起動したい埋め込みオブジェクトが配置されたフォームを開きます。
  2. [設計] - [フォームのプロパティ] を選択します。
  3. [起動] タブをクリックします。
  4. [自動起動] ボックスから [最初の OLE オブジェクト] を選択します。
  5. オプション: オブジェクトをリッチテキストフィールド内に作成するには、次の操作を行います。
    • 目的のオブジェクトを表示するフィールドを作成したい場所に挿入点を置き、[作成] - [フィールド] を選択します。
    • フィールドの名前を入力します。
    • [種類] ボックスから [リッチテキスト] を選択します。
    • プロパティインフォボックスの [のプロパティ] ドロップダウンリストから [フォーム] を選択します。
    • [起動] タブをクリックします。
    • [フィールドにオブジェクトを作成] ボックスで、リッチテキストフィールドの名前を選択します。または、[最初のリッチテキストフィールド] を選択します。
    • 最後に保存された状態のオブジェクトを文書内に表示しない場合は、[なし] を選択します。
  6. オプション: 文書にフォームを保存するには、[設計] - [フォームのプロパティ] を選択し、次に、[デフォルト] タブをクリックしてから、[フォームを文書に格納] を選択します。
  7. フォームを閉じて保存します。