文書を作成したとき、または読み込みや編集のため文書を開いたときに、埋め込み OLE オブジェクトや新規に作成した OLE オブジェクトをフォームで自動的に起動できます。新規の OLE オブジェクトは、ユーザーがデータを追加するまでは空白です。
ユーザーは、埋め込みオブジェクトを変更できます。また、オブジェクトの作成に使用されたアプリケーションで、新規に作成したオブジェクトに直接データを追加することもできます。Notes 文書には自動的に変更内容が表示されます。
埋め込みオブジェクトを自動起動するフォームを設計する場合は、自動起動させるオブジェクトがフォーム内で最初の OLE オブジェクトでなければなりません。同じフォーム内の別の埋め込みオブジェクトを自動起動するには、スクリプトを作成する必要があります。また、ユーザーが埋め込みオブジェクトを手動で起動することもできます。ただし、文書をモーダルダイアログボックスとして開いた場合は、手動による起動を行うことはできません。
フォーム上のリッチテキストフィールド内にオブジェクトが作成してあれば、ユーザーが文書を作成するときに、そのオブジェクトが起動します。オブジェクトをリッチテキストフィールド以外の場所に作成すると、ユーザーが文書を作成するときに、フォーム内で最初にあるオブジェクトが起動します。ユーザーがこの文書を後から参照や編集のために開くと、文書内の最初のオブジェクトが起動します。
OLE オブジェクトの起動方法は次のとおりです。
自動起動できるオブジェクトは、ワークシート、ワープロ文書、図形、データベース、またはマルチメディアオブジェクトです。OLE に準拠したアプリケーションで作成されたオブジェクトは、自動起動できます。
新規オブジェクトは、ユーザーがデータを追加するまで空白のままです。OLE に準拠したアプリケーションで作成されたオブジェクトは、自動起動できます。
オブジェクトを Notes 文書内で起動することを、インプレース起動と呼びます。オブジェクトを作成元のアプリケーション内で起動することを、アウトオブプレース起動と呼びます。
オブジェクトが起動されるのは、作成時、または読み込みモードや編集モードで開いたときだけになります。
オブジェクトの起動後、モーダルダイアログボックスに表示されます。設計時にこのモーダルダイアログボックスを使用することにより、オブジェクトに対してユーザーが実行できるアクションを限定できます。
オブジェクトの起動時または起動したオブジェクトの終了時に、Notes 文書を非表示にできます。
元の埋め込みオブジェクトを非表示にし、更新後の最新バージョンだけを文書内に表示できます。