プログラムの実行は、ブレークポイントが設定されている前の行で停止します。スクリプトの実行が停止している間に、変数の値を調べて変更したり、他のデバッガコマンドを使用することができます。ブレークポイントは Terminate イベントには設定できません。
設定したブレークポイントは消去できます。また、ブレークポイントを一時的に無効にしたり、無効にしたものを再び有効にできます。ブレークポイントが有効になっている場合は、赤い停止記号 で表示されます。無効になっている場合は、赤い停止記号に黄色の斜線が付けられて 表示されます。
ステートメントが複数の行で構成される場合、ステップ単位で実行してブレークポイントで停止している間は、最終行がハイライトされています。複数の行で構成されるステートメントにブレークポイントを設定したり、有効化、無効化、あるいは消去するには、最終行を選択します。
ブレークポイントは、明示的に削除しないかぎり、スクリプトに残ります。実行中のスクリプトをデバッガで最初に表示するとき、前回のデバッグセッションで削除されなかったブレークポイントが再び表示されます。
デバッガには、ブレークポイントに関する次のような機能があります。
現在ブレークポイントが設定されていないステートメントを選択します。ステートメントをダブルクリックするか、[デバッグ] - [ブレークポイントの設定と消去] を選択するか、[F9] キーを押します。
現在ブレークポイントが設定されているステートメントを選択します。停止記号に黄色の斜線が付いている場合はステートメントを 1 回ダブルクリックします。 停止記号が赤い場合は 2 回ダブルクリックします。あるいは、[デバッグ] - [ブレークポイントの設定と消去] を選択するか、[F9] キーを押します。アクティブな文書内のすべてのスクリプトから、すべてのブレークポイントを消去するには、[デバッグ] - [すべてのブレークポイント消去] を選択します。
ブレークポイントが有効 (赤い停止記号) になっているステートメントを選択します。ステートメントをダブルクリックするか、[デバッグ] - [ブレークポイントを無効にする] を選択します。アクティブな文書内のすべてのスクリプトのブレークポイントをすべて無効にするには、[デバッグ] - [すべてのブレークポイントを無効にする] を選択するか、[Shift] + [F9] キーを押します。
ブレークポイントが無効 (黄色の斜線付きの赤い停止記号) になっているステートメントを選択し、[デバッグ] - [ブレークポイントを有効にする] を選択します。アクティブな文書内のすべてのスクリプトのすべてのブレークポイントを有効にするには、[デバッグ] - [すべてのブレークポイントを有効にする] を選択します。
現在のスクリプトの実行を開始する場合やブレークポイントでスクリプトを中断した後に実行を再開する場合は、[続行] をクリックするか、[デバッグ] - [続行] を選択するか、[F5] キーを押します。