このタスクについて
Domino® Administrator にアクセスできない場合や、レプリカ作成時にレプリカの設定をカスタマイズする場合は、次の手順でデータベースのレプリカを 1 つずつ作成します。
手順
- 実行するユーザーは次の条件を満たしている必要があります。
- 複製先サーバーのサーバー文書で [レプリカの作成] のアクセス権が設定されている。
- 複製元サーバーのデータベース ACL で [読者] 以上のアクセス権が設定されている。
- 複製元サーバーは次の条件を満たしている必要があります。
- 複製先サーバーのサーバー文書で [レプリカの作成] のアクセス権が設定されている。
- 複製元サーバーとの間の相互認証がある (2 つのサーバーが別の Domino ドメインにあり、共通認証を共有していない場合)。
- 複製先サーバーは次の条件を満たしている必要があります。
- 複製元レプリカの ACL で [読者] 以上のアクセス権が設定されている。
- 複製元サーバーとの間の相互認証がある (2 つのサーバーが別の Domino ドメインにあり、共通認証を共有していない場合)。
- データベースを開きます。
- [ファイル] - [複製] - [レプリカの作成] を選択します。
注: [ファイル] - [アプリケーション] - [コピー] を使用してデータベースのコピーを作成しないでください。このコマンドを使用すると、コピーのレプリカ ID が元のデータベースと異なるので、データベースは複製できません。
- [サーバー] の隣の矢印をクリックし、新しいレプリカを置く複製先サーバーを選択します。
- 新しいレプリカのファイル名とデータベース名を指定します。このファイル名は、レプリカを置くワークステーションまたはサーバーに固有のファイル名でなければなりません。ファイル名は複製されません。レプリカをデータフォルダ内のフォルダに置くには、[ファイル名] の隣に、フォルダ名を、例えば JOBS¥POSTINGS のように ¥ で区切って入力します。指定したフォルダが存在しない場合は、Domino が自動的に作成します。
- オプション: [複製の設定] をクリックし、新しいレプリカの複製設定を選択します。
- オプション: [暗号化] をクリックし、[ローカルのデータベースを暗号化する] を選択します。[OK] をクリックして、サーバー ID ファイルを使用してデータベースを暗号化します。このオプションを有効にすると、ユーザーはそのデータベースを自分のワークステーションにコピーすることも複製することもできません。また、そのサーバーで暗号化したデータベースに直接アクセスすることもできません。この機能は、データベース ACL でそのサーバーのユーザーの種類が [サーバー] や [サーバーグループ] と指定されていない場合は無効です。
タスクの結果
暗号化の詳細については、「アプリケーションのセキュリティ」の章を参照してください。
暗号化の詳細については、「Notes と Domino の暗号化」を参照してください。
- Release 4 形式のデータベースのみ: データベースのサイズがデフォルトの上限 (1 GB) 以上になることを許すには、[サイズの上限] をクリックし、オプションを選択し、[OK] をクリックします。
詳しくは、「データベースのパフォーマンスとサイズの最適化」の章を参照してください。
- 次のいずれかを選択します。
- [作成] - [すぐに複製する] を選択すると、新規レプリカがすぐに取り込まれます。ただし、情報がすべて新しいレプリカに複製されるまで待たなければなりません。
- [作成] - [次のスケジュール時に複製を作成] を選択すると、レプリカスタブが作成されます。レプリカスタブには、複製先サーバーが複製元サーバーから次に複製を実行するときにデータが入力されます。データベースが大きい場合や、一連のレプリカデータベースを作成する際に、文書の最初の複製が行われている間待ちたくない場合は、[作成] - [次のスケジュール時に複製を作成] を選択することを検討してください。
- [アクセス制御リストのコピー] を選んで、ACL を複製元から新しいレプリカにコピーします。この新しいレプリカの管理者になるには、複製元の ACL で [管理者] のアクセス権が設定されている必要があります。
また、[アクセス制御リストのコピー] を無効にすると、新しいレプリカに対する [管理者] のアクセス権が自動的に与えられます。レプリカを作成するサーバーは、ACL とすべての設計要素のアクセスリストに追加してください。
- [全文索引の作成] を選んで、新しいレプリカの全文索引を作成します。
全文索引の詳細については、『Domino Administrator ヘルプ』を参照してください。
全文索引の詳細については、『Domino システム管理』を参照してください。
- [OK] をクリックします。