アイテムを作成して値を 1 つ割り当てるには、Document の replaceItemValue または appendItemValue を使用します。同じ名前の別のアイテムを作成する場合 (これはお勧めしません) 以外は、replaceItemValue をお勧めします。
Document レベルからの場合、(同じ名前のアイテムが複数存在しないという前提で) 複数のアイテムに値を 1 つ割り当てるには replaceItemValue を使用します。Item レベルからの場合、日付/時刻値、数値、または文字列値を 1 つ設定するには、setDateTimeValue、setValueDouble、setValueInteger、setValueString を使用します。単一値または複数値のアイテムの値を設定するには、Item の setValues を使用します。setValues は、DateTime 型、Double 型、Integer 型、または String 型の値のベクトルを渡します。複数値の文字列アイテムに値を追加する場合は、Item の qppendToTextList が便利です。
アイテムを作成または置換した後は、そのアイテムを含む Document オブジェクトに対して save を呼び出す必要があります。そうしないと、プログラムの終了時に更新内容が失われます。
Document の computeWithForm を使用すると、フィールドに対応するアイテムに対して、フォームのデフォルト値式、変換式、入力確認式を実行できます。
計算結果フィールドは、文書の保存時に再計算はされません。計算結果フィールドに影響するアイテムを変更し、新しい値を即座に利用できるようにする場合は (例えば、ビューでユーザーに新しい値を表示する、あるいは新しい値を計算で使用する場合)、プログラムで値を計算する必要があります。
アイテムのフィールドをフォーム設計に追加しないかぎり、新規アイテムはフィールドとして文書に表示されません。ただし、このアイテムは存在しており、プログラムでアクセスできます。
DocumentCollection の stampAll メソッドを使用すると、文書コレクションの各文書内のアイテムの値を置換できます。このメソッドは、記憶域内の文書に即座に書き込みます。文書に対して stampAll を実行する前に、変更したすべての文書を必ず保存してください (Document の save メソッド)。stampAll の実行後は、保存を実行する必要はありません。