Compose @Command (式言語)

新しい空の文書を作成します。

構文

@Command([Compose]; server : database ; form ; width : height )

パラメータ

server : database

文字列リスト。文書を作成したいサーバーとデータベースの名前です。server に Null を指定すると、ローカルの Domino または Notes ディレクトリの意味になります。serverdatabase に Null を指定すると、現在のデータベースの意味になります。

form

文字列。新規文書の作成に使用するフォームの名前です。

width : height

数値リスト。オプション。作成する文書用のウィンドウの幅と高さ (単位: インチ) です。このパラメータを省略するか、いずれかの値にゼロを指定すると、ウィンドウはデフォルトのサイズ (通常は最後にユーザーが設定したサイズ) で作成されます。

注: パラメータの width と height は、R5 以降では無効です。

使用法

このコマンドを Web アプリケーションで使用するには、次の構文を使用します。

@Command([Compose]; form)

返答文書を作成する場合、データベースが開いていて、文書をビューレベルですでに選択していることを確認します。主要文書を参照して返答文書を作成する方法については、ComposeWithReference を参照してください。

このコマンドを使用して主要文書を作成する場合は、参照先のデータベースが開いている必要はありません。このコマンドにより、データベースアイコンがワークスペースに追加されます。

このコマンドをビューアクションで使用すると、ビューのフォーム式は、@コマンドで指定したフォームをオーバーライドします。これを回避するには、ビューのフォーム式に次の式を入力します。

@If(@IsNewDoc; @Return(Form); "")

フォーム式については「プログラミングの概要」の「フォーム式」を参照してください。

パラメータの width と height は、ウィンドウが最大化されているときの MDI モードには適用されません。復元時、ウィンドウはユーザーが指定したサイズに戻ります。単位 (インチ) はエディタのルーラーの単位と合っているので、ウィンドウのサイズ変更の補助にルーラーを活用できます。幅と高さを指定するときは、Notes ウィンドウ内 (MDI モードのとき) またはオペレーティングデスクトップ (Mac と SDI モードのとき) で、対象となるウィンドウを中央に置きます。

  1. 次の式は、現在のデータベースに「MainTopic」文書を新規作成します。
    @Command([Compose]; ""; "MainTopic") 
  2. 次の式は、sales/nyoffice サーバーの Westchester ディレクトリにある REPS.NSF データベースに、「Client Information」文書を新規作成します。
    @Command([Compose]; "SALES//nyoffice" : "Westchester¥¥REPS.NSF"; "Client Information")
  3. 次の式は、ユーザーのメールデータベースにメールメモを作成します。
    @Command([Compose]; @MailDbName; "Memo")
  4. 次の式は、現在選択している文書に対する返答文書を、幅 4 インチ、高さ 7 インチのウィンドウに作成します。
    @Command([Compose];"";"Response"; 4:7)
  5. 次のコードを form1 の [Next] ホットスポットボタンに追加し、Web から起動すると、form1 を保存し、編集モードで form2 を開きます。
    @Command([FileSave]);
    @Command([CloseWindow]);
    @Command([Compose];"form2")

クロスリファレンス

LotusScript® NotesDatabase クラスの CreateDocument メソッド

Java™ Document クラスの createDocument メソッド