LotusScript と Java の制限付きエージェント操作

制限付き操作は、アクセス制限のないユーザーだけが実行できます。アクセス制限があるユーザーの場合、制限付き操作を実行することはできません。

LotusScript® や Java™ のバックエンドクラスのメソッドを使用して新規または複製のデータベースを作成できるかどうかは、Domino® ディレクトリ内の [サーバー] 文書の [新規データベースの作成] と [複製データベースの作成] フィールドで制御します。

上記の表のクラスやメソッドは、CORBA/IIOP を使用してサーバーベースの Domino オブジェクトにアクセスするリモートの Java/JavaScript プログラムにも適用されます。ユーザーのアクセスは、[サーバー] 文書の [IIOP 制限] の下にある [制限付き Java/JavaScript の実行] フィールドと [制限なし Java/JavaScript の実行] フィールドによって制限されます。

制限付きバックエンドクラスおよびメソッドの一覧

タスク

LotusScript

Java

ディスクに基づいたログファイルの使用

NotesLog OpenFileLog(path)

Log openFileLog(path)

環境変数の使用

NotesSession GetEnvironmentString()

NotesSession SetEnvironmentVar()

NotesSession GetEnvironmentValue(SystemVariable,true)

Session getEnvironmentString()

Session SetEnvironmentVar()

Session GetEnvironmentValue(SystemVariable,true)

暗号化や署名

NotesDocument Sign()

NotesDocument Encrypt()

Document sign()

Document encrypt()

埋め込みオブジェクトの操作

NotesRichTextItem EmbedObject()

NotesEmbeddedObject ExtractFile(path)

RichTextItem embedObject()

EmbeddedObject extractFile(path)

制限付きプログラミング言語操作の一覧

タスク

LotusScript ステートメント

Java

ファイルの入出力

Chdir

Chdrive

close

curdir

dir

eof

fileattr

filedatetime

filelen

freefile

get

getfileattr

input

input #

inputb

line input #

loc

lock s

lof

mkdir

Open

reset

rmdir

seek

setfileattr

unlock

width

write

ファイルの出入力は許可されません。

ネットワークの入出力

なし

ネットワークの入出力は許可されません。

システムの日付/時刻の設定

Date、Date$ Time、Time$

なし

「C」ルーチンの呼び出し

外部 C は Declare を呼び出します。

制限なしのアクセス権があるユーザーは、NOTES.INI のパラメータ「JavaUserClasses」を、ネイティブメソッドを含むクラスファイルのファイル名に設定する必要があります。例えば、JavaUserClasses= c:¥notes¥MyJavaClasses を使用します。この設定は、ネイティブメソッドを含むクラスのロードを制限する、Agent クラスローダーのセキュリティ制限を変更します。

別のアプリケーションの実行

ActivateApp

Shell

許可されません。